1級建築施工管理技士 の 5門
第1問
工程計画及び工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
工程計画の立案には、大別して積上方式(順行型)と割付方式(逆行型)とがあり、工期が制約されている場合は、割付方式を採用することが多い。
基本工程表は、特定の部分や職種を取り出し、それにかかわる作業、順序関係、日程などを示したものである。
マイルストーンは、工事の進ちょくを表す主要な日程上の区切りを示す指標であり、掘削開始日、地下躯体完了日、屋上防水完了日等が用いられる。
作業の実施時期における工事を行う地域の労務調達状況等を考慮して、山積工程の山均しを行い労務の平準化を図る。
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第2問
杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
杭と杭の中心間隔は、杭径が同じ場合、打込み杭の方が埋込み杭より小さくすることができる。
杭の極限鉛直支持力は、極限先端支持力と極限周面摩擦力との和で表す。
既製コンクリート杭の継手の方法には、溶接継手のほか、接続金具による無溶接継手工法がある。
支持杭の場合、周囲地盤の沈下によって杭周面に働く負の摩擦力を考慮する。
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第3問
請負契約に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
注文者は、請負人に対して、建設工事の施工につき著しく不適当と認められる下請負人があるときは、あらかじめ注文者の書面等による承諾を得て選定した下請負人である場合を除き、その変更を請求することができる。
請負人は、請負契約の履行に関し、工事現場に現場代理人を置く場合、注文者の承諾を得なければならない。
共同住宅の新築工事を請け負った建設業者は、その請け負った建設工事を、いかなる方法をもってするかを問わず、一括して他人に請け負わせてはならない。
請負契約においては、注文者が工事の全部又は一部の完成を確認するための検査の時期及び方法並びに引渡しの時期に関する事項を書面に記載しなければならない。
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第4問
改質アスファルトシート防水工事(トーチ工法)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
防水下地がプレキャストコンクリート部材の接合目地部には、あらかじめ、部材の両側に100 mm ずつ張り掛けられる幅の増張り用シートを用いて絶縁増張りを行った。
露出防水用改質アスファルトシートの重ね部は、砂面をあぶり、砂を沈めて重ね合わせた。
防水層の下地は、入隅部はR 面とし、出隅部は直角とした。
改質アスファルトシート相互の重ね幅は、長手、幅方向とも100 mm となるように張り重ねた。
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第5問
品質管理における検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
検査とは、品物の特性値に対して、測定、試験などを行って、顧客満足度と比較して、適合しているかどうかを判定することをいう。
非破壊検査とは、非破壊試験の結果から、規格などによる基準に従って合否を判定する方法をいう。
受入検査は、依頼した原材料、部品又は製品などを受け入れる段階で行う検査で、生産工程に一定の品質水準のものを流すことを目的で行う。
中間検査は、不良なロットが次工程に渡らないように事前に取り除くことによって損害を少なくするために行う。