1級建築施工管理技士 の 5門
第1問
請負契約に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
注文者は、請負人に対して、建設工事の施工につき著しく不適当と認められる下請負人があるときは、あらかじめ注文者の書面等による承諾を得て選定した下請負人である場合を除き、その変更を請求することができる。
請負人は、請負契約の履行に関し、工事現場に現場代理人を置く場合、注文者の承諾を得なければならない。
共同住宅の新築工事を請け負った建設業者は、その請け負った建設工事を、いかなる方法をもってするかを問わず、一括して他人に請け負わせてはならない。
請負契約においては、注文者が工事の全部又は一部の完成を確認するための検査の時期及び方法並びに引渡しの時期に関する事項を書面に記載しなければならない。
1級建築施工管理技士 の 5門
第2問
JIS Q 9000(品質マネジメントシステム─基本及び用語)の用語の定義に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
有効性とは、計画した活動が実行され、計画した結果が達成された程度をいう。
是正措置とは、検出された不適合又はその他の検出された望ましくない状況の原因を除去するための処置をいう。
手直しとは、要求事項に適合させるための、不適合製品にとる処置をいう。
トレーサビリティとは、設定された目標を達成するための検討対象の適切性、妥当性及び有効性を判定するために行われる活動をいう。
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第3問
労働時間等に関する記述として、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
使用者は、労働時間が6時間を超える場合には、少なくとも30 分の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
使用者は、事業の正常な運営を妨げられない限り、労働者の請求する時季に年次有給休暇を与えなければならない。
使用者は、原則として、労働者に対し休憩時間を一斉に与えなければならない。
使用者は、労働者に対し毎週少なくとも1回の休日を与えるか、又は4週間を通じ4日以上の休日を与えなければならない。
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第4問
仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
仮囲いは、通行人の安全や隣接物を保護するとともに、周辺環境に配慮して設置することとした。
施工者用事務室と監理者用事務室は、同一建物内でそれぞれ独立して設けることとした。
工事用の動力負荷は、工程表に基づいた電力量の山積みによる計算負荷の50%を実負荷とすることとした。
仮設の危険物貯蔵庫は、作業員休憩所や他の倉庫と離れた場所に設置することとした。
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第5問
軽量鉄骨天井下地工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
屋内の天井のふところが1,500 mm以上ある吊りボルトは、径が6mmの丸鋼を用いて振れ止め補強を行った。
下り壁による天井の段違い部分は、2,700 mm 程度の間隔で斜め補強を行った。
照明器具の開口のために、野縁及び野縁受けを切断したので、それぞれ同材で補強した。
野縁受け用のハンガーは、吊りボルトにナット2個を用いて挟み込んで固定した。