1級建築施工管理技士 の 5門
第1問
作業主任者の選任に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
掘削面の高さが2 m 以上となる地山の掘削作業においては、地山の掘削作業主任者を選任しなければならない。
高さが5 m以上である鉄骨造の建築物の骨組みの組立作業においては、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者を選任しなければならない。
鉄筋コンクリート造の建築物の型枠支保工の解体作業においては、型枠支保工の組立て等作業主任者を選任しなければならない。
軒の高さが5 m 以上の木造の建築物の解体作業においては、木造建築物の組立て等作業主任者を選任しなければならない。
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第2問
コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
単位セメント量が過小の場合、コンクリートのワーカビリティーが悪くなる。
計画供用期間の級が標準供用級において、普通ポルトランドセメントを用いる場合の水セメント比の最大値は、65 %とする。
骨材に砕石や砕砂を使用し、スランプ18 cm のコンクリートを調合する場合、単位水量を185 kg/m3 以下にするためには、高性能AE減水剤を使用するとよい。
細骨材率を大きくすると、所要のスランプを得るのに必要な単位セメント量及び単位水量を減らすことができる。
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第3問
有機溶剤等を用いた作業や貯蔵を行う場合、事業者の講ずべき措置として、「有機溶剤中毒予防規則」上、誤っているものはどれか。
屋内作業場において有機溶剤業務に労働者を従事させるときは、有機溶剤等の取扱い上の注意事項について労働者が見やすい場所に掲示しなければならない。
屋内作業場において有機溶剤業務に労働者を従事させるときは、有機溶剤による中毒が発生したときの応急処置について労働者が見やすい場所に掲示しなければならない。
有機溶剤濃度の測定を必要とする業務を行う屋内作業場については、6月以内ごとに1回、定期に、濃度の測定を行わなければならない。
有機溶剤等を屋内に貯蔵するとき、有機溶剤等が発散するおそれのないふた又は栓せんをした堅固な容器を用いる場合は、有機溶剤の蒸気を屋外に排出する設備を設けなくてもよい。
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第4問
品質管理の用語に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
公差とは、計量的な観測値の最大値と最小値の差をいう。
管理限界とは、工程が統計的管理状態にあるとき、管理図上で統計量の値がかなり高い確率で存在する範囲を示す限界をいう。
ばらつきとは、観測値・測定結果の大きさがそろっていないこと、又は不ぞろいの程度をいう。
ロットとは、等しい条件下で生産され、又は生産されたと思われる品物の集まりをいう。
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第5問
鉄骨の建方に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
建方精度の測定に当たっては、日照による温度の影響を考慮する。
梁のフランジを溶接接合、ウェブをボルトの配列が1列の高力ボルト接合とする混用接合の仮ボルトは、ボルト1群に対して1/3程度かつ2本以上締め付ける。
梁の高力ボルト接合では、梁の上フランジのスプライスプレートをあらかじめ はね出しておき、建方を容易にする。
トラスなど重心の求めにくい部材には、危険防止のため重心位置を明示する。