1級建築施工管理技士 の 5門
第1問
建築施工の品質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
鉄骨工事において、スタッド溶接後のスタッドの傾きの管理許容差は、3°以内とした。
鉄骨梁の製品検査において、梁の長さの管理許容差は、±3 mm とした。
普通コンクリートの荷卸し地点における空気量の許容差は、指定した空気量に対して、±2.5 % とした。
構造体コンクリート部材の断面寸法の許容差は、柱・梁・壁においては0mmから+15mmまでとした。
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第2問
次の記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
特定行政庁は、建築基準法に違反した建築物の工事の請負人に、当該工事の施工の停止を命じることができる。
建築物の所有者、管理者又は占有者は、建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するよう努めなければならない。
建築基準法の規定は、文化財保護法の規定によって重要文化財に指定され、又は仮指定された建築物についても適用される。
建築主事は、建築物の工事施工者に、当該工事の施工の状況に関する報告を求めることができる。
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第3問
鉄骨工事における品質を確保するための管理値に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
鉄骨柱据付け面となるベースモルタル天端の高さの管理許容差は、±3 mm とした。
通り心と鉄骨建方用アンカーボルトの位置のずれの管理許容差は、±5 mm とした。
鉄骨の建方における柱の倒れの管理許容差は、柱1節の高さの1/500以下、かつ20 mm以下とした。
スタッド溶接後のスタッド仕上り高さの管理許容差は、±1.5 mmとした。
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第4問
高力ボルト接合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
高力ボルトの摩擦接合面は、グラインダー処理後に自然発生した赤錆状態であれば、すべり係数0.45 を確保できる。
溶融亜鉛めっき高力ボルトM22を用いる場合のボルト孔径は、高力ボルトM22の孔径と同じとしてよい。
トルシア形高力ボルトについて、締付け位置によって専用締付け機が使用できない場合には、JIS形の高力ボルトと交換し、トルクレンチなどを用いて締め付ける。
ナット回転法による締付け完了後の検査は、1次締付け後の本締めによるナット回転量が120 °±45 °の範囲にあるものを合格とする。
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第5問
仕上工事の施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
塗装工事において、亜鉛めっき鋼面の素地ごしらえの化成皮膜処理は、りん酸塩による処理とすることとした。
タイル工事において、二丁掛けタイルの改良積上げ張りの1日の張付け高さの限度は、1.5 m とすることとした。
シーリング工事において、ALC パネル間の目地には、低モジュラスのシーリング材を使用することとした。
金属工事において、海岸近くの屋外に設ける鋼製手すりが塗装を行わず亜鉛めっきのままの仕上げとなるので、電気亜鉛めっきとすることとした。