2級建築施工管理技士 の 10問
第1問
建設業の許可に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
一の都道府県の区域内にのみ営業所を設けて営業をしようとする場合は、当該営業所の所在地を管轄する都道府県知事の許可を受けなければならない。
建設業の許可は、1つの営業所で、土木工事業と建築工事業の許可を受けることができる。
建設業の許可は、5年ごとに更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力が失われる。
一般建設業の許可を受けた者が、当該許可に係る建設業について、特定建設業の許可を受けたときも、当該建設業に係る一般建設業の許可は有効である。
2級建築施工管理技士 の 10問
第2問
鉄筋の継手に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
鉄筋の継手の位置は、原則として引張応力の小さいところに設ける。
鉄筋継手には圧接継手、重ね継手の他、機械式継手、溶接継手などがある。
梁主筋を重ね継手とする場合、隣り合う継手の中心位置は、重ね継手長さの約0.5倍ずらすか又は1.5 倍以上ずらす。
フック付き重ね継手の長さは、フックの折曲げ角度に応じて異なる。
2級建築施工管理技士 の 10問
第3問
杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
支持杭は、主にその杭の先端に接する地盤の抵抗で支える。
摩擦杭は、主に土と杭周面の摩擦力で支える。
地盤中に埋設された杭には、地震時に曲げモーメントが生じない。
同一建築物に異種の杭を混用すると、不同沈下による障害が発生しやすい。
2級建築施工管理技士 の 10問
第4問
墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
2階より上階における高さの基準墨は、墨の引通しにより、順次下階の墨を上げた。
高さの基準墨を柱主筋に移すので、台直し等の作業を終え、柱主筋が安定した後に行った。
鋼製巻尺は温度により伸縮するので、測定時の気温に合わせて温度補正を行った。
位置の基準点は、建築物の縦、横2方向の通り心を延長して設けた。
2級建築施工管理技士 の 10問
第5問
工程管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
バーチャート工程表は、各作業の関連が示されないので、クリティカルパスが明確になりにくい。
山積工程表は、同種の作業を複数の工区や階で繰り返し実施する場合、作業の所要期間を一定にし、各作業が工区を順々に移動しながら作業を行う手順を示した工程表である。
出来高工程表は、工事の進ちょくに従って発生する出来高の累積値を縦軸に取り横軸には時間軸を取って、出来高の進ちょくを数量的にかつ視覚的に示した工程表である。
ネットワーク工程表は、作業の順序関係や開始・終了時刻を明確にしたもので、きめこまかな施工計画が得られ、工程の変化に対応しやすい。
2級建築施工管理技士 の 10問
第6問
次の建設作業のうち「騒音規制法」上、特定建設作業に該当しないものはどれか。ただし、作業は開始したその日に終わらないものとする。
くい打機とアースオーガを併用するくい打ち作業
環境大臣が指定するものを除く、原動機の定格出力が80 kWのバックホウを使用する作業
さく岩機を使用し作業地点が連続して移動する作業で、1日における作業に係る2地点間の最大距離が50 m の作業
環境大臣が指定するものを除く、原動機の定格出力が40 kWのブルドーザーを使用する作業
2級建築施工管理技士 の 10問
第7問
塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
壁面をローラーブラシ塗りとするので、隅やちり回りなどは、小ばけを用いてあらかじめ塗布した。
スプレーガンは塗面に平行に運行し、一行ごとに吹付け幅が1/3ずつ重なるようにした。
合成樹脂エマルションペイント塗りで、天井面等の見上げ部分では研磨紙ずりを省略した。
強溶剤系の塗料をローラーブラシ塗りとするので、モヘアのローラーブラシを用いた。
2級建築施工管理技士 の 10問
第8問
型枠工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
コンクリート面に直接塗装仕上げを行うので、コーン付きセパレーターを使用した。
打放し仕上げに用いる合板せき板は、合板の日本農林規格のコンクリート型枠用合板の表面加工品を用いた。
合板せき板は、支障がなかったので、再使用した。
合板せき板のたわみ量は、両端固定梁として算定した。
2級建築施工管理技士 の 10問
第9問
照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
直接照明は、間接照明よりも陰影が濃くなる。
全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度の1/10以上とするのが望ましい。
点光源による照度は、光源からの距離の2乗に反比例する。
人工光源は、色温度が高くなるほど赤みがかった光色となる。
2級建築施工管理技士 の 10問
第10問
高力ボルト摩擦接合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
高力ボルトの締付け作業は、1次締め、マーキング、本締めの順に行った。
ナットとボルトが共回りを生じたので、座金だけを取り替えて再度締め直した。
高力ボルトの1次締めは、1次締め専用電動レンチを用いて行った。
本締めをトルクコントロール法によって行うので、毎日、作業に先立って締付け機器の調整をした。