1級建築機械施工技士 の 10門
第1問
道路建設におけるローラの締固め作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
二次転圧で振動ローラを使用する場合、アスファルト混合物の動き及び転圧効果を見ながらインパクトスペーシングを調節する。
路盤の締固めを振動ローラで行う場合、回目の転圧から振動をかけて行うのが一般的である。
圧縮沈下の大きい軟質のアスファルト混合物の初転圧は、同一速度で往復した後幅寄せを行い、全面を往復転圧する。
盛土路床の締固めでは層の締固め厚さは200mm以下を目安とし、敷きならされた材料を転圧して平たんに仕上げる。
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第2問
パイルドライバに関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
パイルドライバは、ほとんどの場所打ち杭施工で使用される。
直結三点支持式は、クローラクレーンのブームにリーダを取付け、リーダの下端とクレーン本体をキャッチフォークで連結した構造である。
ハンマやアースオーガのつり上げは、巻き上げ装置により行われる。
懸垂式は、リーダの上部をバックステーで、下部をブラケットで本体と結合した構造である。
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第3問
以下の記述は、コンクリートの配合に関するものである。(A)?(C)に当てはまる語句の組合せのうち、適切なものはどれか。
必要以上に(A)が多いコンクリートは、(B)も多くなって不経済であり、材料分離が起こりやすく、硬化後の(C)が大きくなる。
[A]圧縮強度 [B]水セメント比(W/C) [C]収縮
[A]単位水量 [B]単位セメント量 [C]収縮
[A]単位セメント量 [B]圧縮強度 [C]膨張
[A]水セメント比(W/C) [B]単位水量 [C]膨張
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第4問
建設機械用ディーゼルエンジンの特徴に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
自動車用ディーゼルエンジンと比べて、耐久性、寿命の観点から回転速度を下げ、平均ピストン速度を8~11 m/s に抑えている。
一般にサイクルエンジンが使用され、理論作動サイクルは複合サイクル(サバテサイクル)である。
4サイクルエンジンは、2サイクルエンジンに比べて回転力が均一で、気筒容積当たりの出力が大きい。
最近の排出ガス対策型エンジンは、高圧の燃料を電子制御するコモンレール式燃料噴射装置を採用する機種が増えている。
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第5問
土の締固め特性に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
土は、ある適当な含水比のときに、最もよく締め固まって乾燥密度が最大になり、このときの含水比を最適含水比という。
土粒子の粒径が均一な土は、間隙が小さく、高い密度に締め固めることができる。
土の締固め度を変化させる要因としては、土の含水比、締固め荷重の大きさと締固め回数、土質などがある。
適切に締め固められた土は、土の透水性が低下し、雨水や流水などに対する土の耐久性が向上する。
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第6問
モータグレーダによる路床及び路盤の整形作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
路床の整形では、極力後輪でウインドローを踏み固めるようにする。
路盤材料の敷きならしは、ダンプトラック1台分の量を4~5か所に均等に分けて配置すると作業効率が上がる。
路床の整形作業は、路肩側から中央の順に行う。
路床の整形では、切削深さが浅いのでブレードの推進角を60~90度とする。
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第7問
ローラ類の構造及び機能に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
差動装置には、一般の自動車用とは構造が多少異なる遊星傘歯車が用いられていることが多い。
ノースピンディファレンシャルは、ある一定以上の回転差が左右の車輪に生ずると片側のみに動力を伝える装置である。
追随式の油圧式ステアリング装置では、ハンドルの回転角と車輪の旋回角との間に一定の関係がある。
油圧式ステアリング装置では、ハンドルまたはレバーの操作に応じ油圧ポンプが回転し、油圧オイルがシリンダに供給される。
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第8問
労働基準法における就業制限に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
満18歳に満たない者を、著しくじんあい若しくは粉末を飛散する場所における業務に就かせてはならない。
交替制によって使用する満16歳以上18歳未満の男性を、午後10時から午前5時までの時間において使用してはならない。
坑内で行われる業務に従事しない旨を使用者に申し出た産後一年を経過しない女性を坑内で行われる業務に就かせてはならない。
男女の区別を問わず満18歳に満たない者を坑内で労働させてはならない。
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第9問
土の性質に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
粘土を垂直に切っても、その切断面が安定を保っているのは、粘土の土粒子間に働く摩擦力によるものである。
一般に粘性土は、こね返すと土の強度が増加する。
一般に粘土のように土粒子の粒径の小さな土は、透水性が小さい。
透水係数の小さい土は、圧密の進行が速い。
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第10問
トラクタ系建設機械の安全対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
JISに基づく標準操作方式建設機械として認定を受けた機械を使用するのが望ましい。
岩石の落下等の危険がある現場では、FOPS(落下物保護構造)または堅固なヘッドガードを備えた機械を使用しなければならない。
転倒または転落の危険がある現場では、ROPS(転倒時保護構造)及びシートベルトを備えた機械を使用するよう努めなければならない。
林業用グラップルを装着した機械を、解体作業に使用してもよい。