1級建築機械施工技士 の 10門
第1問
15t級タイヤローラ1台を用いて路盤の転圧作業を下記の条件で行う場合の作業時間における作業量として、次のうち適切なものはどれか。
【条件】
作業時間:10時間
平均まき出し厚さ:0.3m
1回の有効締固め幅:2.0m
作業速度:5.0 km/h
締固め回数:8 回
作業効率:0.7
土の容積変化率(まき出し土量に対する仕上がり土量の割合):0.8
525 m3
2,100 m3
3,281 m3
4,286 m3
1級建築機械施工技士 の 10門
第2問
モータグレーダの運転及び操作に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
エアタンクの未充てん警報ブザーが鳴っているときは、鳴り終わるまで車両を発進させてはならない。
公道を自走で輸送する場合、直進性が悪くなるのでリーニングしない。
アーティキュレート状態で傾斜地を走行する場合は、必ず前輪を山側となるようにする。
ブレードが360度回転するサークルに支持されているので、後進時でも作業が行える。
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第3問
トラクタ系建設機械の技術動向に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
遠隔での建設機械の管理モニタリング、データの蓄積による故障の事前予測といった技術が導入されてきている。
レーザ三次元位置計測によりブルドーザの敷きならし作業を自動化する技術が導入されている。
騒音対策として、エンジンの低騒音化、エンジン茜パワーラインのゴムマウント支持及びエンジンルームの密閉化がある。
特殊自動車の排出ガス規制が強化されてきているが、オフロード特殊自動車はその対象となっていない。
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第4問
以下の作業条件で作業を行う場合、次の記述のうち、騒音規制法に基づき環境大臣が定める基準によれば、誤っているものはどれか。
作業内容:バックホウ(原動機の定格出力が110kW)を用いて掘削する作業
作業場所:都道府県知事が、住民の生活環境を保全する必要があるとして第一号区域として指定している地域
作業日数:5日間
作業時間:平常時の昼間
作業開始10 日前までに必要事項を市町村長に届け出なければならない。
この作業の場所の敷地の境界線での騒音は85デシベルを超えてはならない。
原則として、日曜日及びその他の休日に作業を行ってはならない。
原則として、一日10時間を超えて作業を行ってはならない。
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第5問
モータグレーダの機構、構造に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
前後輪の軸距のほぼ中央に、ブレードを装備している。
前輪軸は、前車軸中央部でフレームとピン接合された揺動機構になっている。
前車輪は、タイヤを左又は右に傾けることができるリーニング機構になっている。
後4輪は、ブレード作業の仕上げ精度を向上させるため独立懸架機構になっている。
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第6問
労働安全衛生法に定める特定元方事業者が、その労働者及び関係請負人の労働者の作業が同一の場所において行われることによって生ずる労働災害を防止するために行わなければならない措置として、誤っているものは次のうちどれか。
作業場所を巡視すること。
関係請負人が行う労働者の安全の教育に対する指導を行うこと。
作業間の連絡及び調整を行うこと。
下請負人の作業主任者を選任すること。
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第7問
道路の舗装における上層路盤の築造工法とその特徴に関する次の組合せのうち、適切でないものはどれか。
【築造工法】粒度調整工法
【 特徴 】良好な粒度になるように調整した粒度調整砕石、粒度調整鉄鋼スラグなどの骨材を用いる工法であり、敷ならしや締固めが容易であるという特徴がある。
【築造工法】セメント安定処理工法
【 特徴 】クラッシャランなどの骨材にセメントを添加して処理する工法であり、強度が増加し、含水比の変化による強度の低下を抑制し、耐久性を向上させるという特徴がある。
【築造工法】瀝青安定処理工法
【 特徴 】砂などを配合した単粒度砕石やクラッシャラン等の骨材に瀝青材料を添加して処理する工法であり、平たん性がよく、たわみ性や耐久性に富むという特徴がある。
【築造工法】石灰安定処理工法
【 特徴 】クラッシャランなどの骨材に石灰を添加して処理する工法であり、長期的な耐久性は期待できないが、強度の発現はセメント安定処理工法より早いという特徴がある。
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第8問
道路建設におけるローラの締固め作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
二次転圧で振動ローラを使用する場合、アスファルト混合物の動き及び転圧効果を見ながらインパクトスペーシングを調節する。
路盤の締固めを振動ローラで行う場合、回目の転圧から振動をかけて行うのが一般的である。
圧縮沈下の大きい軟質のアスファルト混合物の初転圧は、同一速度で往復した後幅寄せを行い、全面を往復転圧する。
盛土路床の締固めでは層の締固め厚さは200mm以下を目安とし、敷きならされた材料を転圧して平たんに仕上げる。
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第9問
建設機械用ディーゼルエンジンの構造に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
燃料は、燃料タンク → 燃料フィルタ → 燃料噴射ポンプ → 燃料供給ポンプ → 噴射ノズル → シリンダの順に供給される。
燃焼室は、構造が簡単で始動性や燃費がよいことから、直接噴射式が中大型エンジンの主流となっている。
ミニマムマキシマムスピードガバナは、負荷に応じて燃料噴射量を調整し、エンジンを低回転速度から最高回転速度までコントロールする。
冷却装置は空冷式と水冷式があり、ほとんどの建設機械に空冷式が採用されている。
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第10問
盛土の施工に当たり、現場内の 1,200 m3 の地山粘性土を掘削した後、運搬する場合の運搬土量(ほぐし土量)として、次のうち適切なものはどれか。ただし、土量の変化率は、L=1.20、C=0.95 とする。
950 m3
1,000 m3
1,140 m3
1,440 m3