1級建築機械施工技士 の 10門
第1問
スクレーパによる土砂の運搬作業を下記の条件で行う場合、1時間当たり作業量を地山に換算した量として、次のうち適切なものはどれか。
【条件】
ボウル容量(平積):16 m3
ボウル積載係数:1.05
作業効率:0.75
サイクルタイム:12分
土量の変化率:L=1.25
50.4 m3/h
63 m3/h
78.8 m3/h
84 m3/h
1級建築機械施工技士 の 10門
第2問
下記の条件で路床上に荷下ろしした路盤材料をモータグレーダで敷きならす場合の平均作業速度として次のうち、適切なものはどれか。ただし、作業は方向転換して常に前進のみで行うものとし、方向転換のロスは作業効率に含まれるものとする。
【条件】
運転1時間当たりの作業面積:1,800 m2/h
作業効率:0.6
ブレード有効幅:3m
敷きならし作業回数:6回
4 km/h
6 km/h
8 km/h
10 km/h
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第3問
軽油に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
軽油は、消防法で危険物第四類の第二石油類に区分されている。
JIS規格では、流動点や目詰まり点等の低温特性の違いにより5種類に分類されている。
目詰まり点は軽油ワックス分が燃料フィルタを閉塞する温度であり、流動点より低い。
セタン価が小さい軽油を使用すると、低温始動性が悪くなる。
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第4問
特殊な舗装の施工に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
半たわみ性舗装の施工では、路面切削機やロードスタビライザが使用される。
半たわみ性舗装の施工では、開粒度アスファルト混合物で舗装後、タイヤローラによりセメントミルクを浸透させる。
排水性舗装の施工では開粒度アスファルト混合物を使用するので、温度管理に十分注意する必要がある。
排水性舗装の初転圧では、空隙を潰さないようタイヤローラを使用する。
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第5問
リッパ作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
岩の層、亀裂等が地面に対して斜めに入っている場合には、逆目にリッピングする。
リッパ作業が容易なときは、リッパシャンクの数を増やすより、車速を増す方が効率が良い。
リッピング中に履帯がスリップした場合は、スリップしない程度までエンジン回転を下げる。
一方向の作業だけで不十分な場合は、縦横十文字になるようにリッピングを行う。
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第6問
労働安全衛生法上、建設工事の現場における安全衛生管理に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
安全衛生責任者の職務のひとつとして、統括安全衛生責任者との連絡がある。
事業者は、選任した作業主任者の名前や業務内容を作業場の見やすい所に掲示して、関係労働者に周知させなければならない。
統括安全衛生責任者は、当該場所においてその事業の実施を統括管理する者をもって充てなければならない。
関係請負人の労働者が建設現場で作業する場合は、元方事業者は統括安全衛生責任者と安全衛生責任者の両方を選任しなければならない。
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第7問
モータグレーダのアーティキュレート機構に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
後輪に対して前輪をオフセットしてステアリング角度を大きくできるため、回転半径をおおよそ2/3に小さくできる。
ブレード横送り機能とアーティキュレート機能を併用することによって、隅部の整地範囲が広がる。
オフセット作業により、ウインドローや不整地部に車輪が乗って施工精度が低下することを防ぐことができる。
公道上の回送において、アーティキュレート機能を用いることによって、急カーブを曲がりやすくすることができる。
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第8問
ブルドーザ作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
押土作業では、押土距離が重要なポイントで押土距離が約10m長いと、おおむねクラス上の機械の作業ができる。
掘削押土作業では、掘削時の下り勾配は、約20%を目安として一定に保って作業するのがよい。
押土の際にブレードの両端から土が散逸するのを防ぐ方法として、同一溝の中で押土するスロット押土法がある。
除草作業では、ブレードを10~15cm程度地中に下ろして、根を切りながら低速で前進する。
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第9問
モータグレーダによる敷ならし作業を下記の条件で行う場合、1時間当たりの作業面積として、次のうち適切なものはどれか。ただし、作業方向は前進のみで行い、方向転換等によるロスは作業効率に含まれるものとする。
【条件】
ブレードの有効幅:3m
平均作業速度:4km/h
敷ならし仕上がり厚:20cm
作業効率:0.6
敷ならし回数:4回
360 m2/h
1,800 m2/h
5,000 m2/h
16,000 m2/h
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第10問
締固め建設機械に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
締固め建設機械の締固めの原理による分類には、輪荷重によるもの、振動力によるもの及び衝撃力によるものがある。
舗装用振動ローラには、両輪振動のタンデム形及び前輪が振動輪で後輪がゴムタイヤのコンバインド形がある。
9t級タイヤローラに振動機構を組み込んだ振動タイヤローラは、振動時は15t級タイヤローラと同等の締固め能力をもっている。
土工用振動ローラは、前輪に振動輪を、後輪にトラクション用のタイヤを装着しており、ステアリングはアーティキュレート式となっている。