1級建築機械施工技士 の 5門
第1問
モータグレーダによる路床の整形作業を下記の条件で行う場合、運転時間当たりの作業面積として次のうち、適切なものはどれか。ただし、作業は方向転換をして常に前進のみで行うものとし、方向転換のロスは作業効率に含まれるものとする。
【条件】
ブレード有効幅:2.5 m
平均作業速度:4 km/h
作業効率:0.6
整形作業回数:6 回
2,000 m2/h
1,500 m2/h
1,000 m2/h
500 m2/h
1級建築機械施工技士 の 5門
第2問
各種コンクリートの施工に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
寒中コンクリートの養生中の温度は、初期凍害防止の観点から5℃以上に保つことが必要である。
日平均気温が25℃を超える時期に施工する場合には、暑中コンクリートとして施工しなければならない。
断面の大きいマッシブなコンクリート構造物では、温度上昇によるひび割れを防止するために、スランプを大きくすることが有効である。
水中コンクリートの打込みでは、適当な締切りをして水を静止させる必要があるが、流水の完全な締切りができない場合、流速は5cm/s以下とするのがよい。
1級建築機械施工技士 の 5門
第3問
土留め工法における掘削底面に発生する破壊現象とその説明に関する次の組合せのうち、適切なものはどれか。
【破壊現象】ボイリング
【 説明 】掘削底面付近が難透水層で、その下に水圧の高い透水層の地盤がある場合、難透水層下面に上向きの水圧が作用し、これが上方の土の重量以上になると掘削底面が浮き上がり、難透水層が突き破られ安定性が失われる。
【破壊現象】ヒービング
【 説明 】掘削底面付近に含水比が高く軟らかい粘性土が厚く堆積している場合、土留め背面の土の重量により掘削底面が隆起し安定性が失われる。
【破壊現象】盤ぶくれ
【 説明 】水みちができやすい状態の砂質土地盤で地下水位が高い場合、地盤の弱い箇所で細かい土粒子が浸透流により洗い流され水みちが形成され安定性が失われる。
【破壊現象】パイピング
【 説明 】地下水位が高い砂質土地盤に遮水性の土留め壁を用いた場合、水位差により上向きの浸透力が生じ、浸透圧が土の有効重量を超えると、掘削底面の土が沸騰したようにわき上がり急激に安定性が失われる。
1級建築機械施工技士 の 5門
第4問
労働基準法及び労働契約法で定める解雇に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
天災事変その他やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となった場合においては、労働基準監督署長の認定を受けなくても解雇することができる。
解雇は客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして無効とする。
解雇の予告がされた日以後に私事都合で退職した場合でも、退職した労働者から退職の日以後、解雇理由証明書を請求されれば交付しなければならない。
使用者は労働者に対して解雇予告を30 日前にしなくても、週間分の平均賃金を支払えば解雇することができる。
1級建築機械施工技士 の 5門
第5問
アスファルトフィニッシャの保守に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
タンパバーの突出し量を、スクリードプレート底面より0~0.5 mmになるように調整する。
タンパバーは、底面の摩耗が大きくなり、ナイフエッジ状態になる前に交換する。
ピボットのピンの摩耗状態を確認してガタがある場合は、交換又は修理する。
スクリードプレートのひずみが、5mm 以上になったら研磨して平滑にする。