小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第1問
C号艇が20ノットで航走するときの1時間の燃料消費量は20リットルである。この艇がA点から18海里の距離にあるB点の間を往航20ノット、復航は18ノットで往復したときの燃料消費量は33リットルであったとすれば、C号艇が18ノットで航走するときの1時間の燃料消費量は何リットルか。次のうちから選べ。ただし、風潮流の影響はないものとする。
13リットル
15リットル
18リットル
20リットル
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第2問
定員4名の船外機を備えたFRP製プレジャーボートで、A船長 1人が乗り組み、沖合で釣りを行っていたが、 正午頃から雨が降り始めたため、釣りを中止して帰港することとし、港へ向け航行していた。S丸にはマグネットコンパス、 レーダーなどの航海計器が備えられていなかったことから、A船長は目視により船位の確認を行っていた。ところが、 しばらく航行したところで、折からの霧雨による視界不良により、平素、 A船長が港への進入目標としていた煙突などの目標物が視認出来ない状態となってしまった。 しかし、付近の島影と灯台は視認出来たため、A船長は、これらの位置関係から港の方向を推測し、 港へ向かう針路を選定した。やがて目標物が一切視認出状態となったものの、 このまま航走していれば、港への進入目標が見えてくるだろうと思い、航行を続けた。そのうちに、 針路が風波の影響で徐々に左転するようになり、数時間航行し続けた後、燃料切れとなってエンジンが停止し航行不能となった。 この結果S丸は、船位不明のまま漂流を続け、翌日夕方になって、偶然付近を通りかかった漁船に発見、 救助された。上記の海難事故について、その直接の原因と考えられないものは、次のうちどれか。
航海計器を装備していなかった
気象、海象に対する配慮が不十分であった。
針路の選定が不適切であった。
エンジンの点検、整備が不適切であった。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第3問
プロペラについて述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
船内機船ではテーパー方式が多く、内部は水密が保たれ、空所にはグリスを充填する。
取り付けナットは、プロペラの前進時の回転方向とは逆のネジを使用する。
プロペラの取り付けナットが緩むと、クラッチが滑る原因となるので割ピン等を装着する。
プロペラを交換する場合は、木片等でプロペラの回転を防いだうえで作業する。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第4問
プロペラの交換要領について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
小さな変形や破損でも、できるだけ修理あるいは交換する。
交換するプロペラは、基本的に指定されたピッチ、直径のものを使用する。
交換作業は、木片などを挟んでプロペラが回らない状態にしてから行う。
プロペラシャフトからプロぺラが脱落するのを防ぐため、接着剤で固定する。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第5問
長距離航海中の注意事項について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
夜間や、視界不良時には専任の見張り員を配置しなければならない。
時間を決めて、定期的に操縦者を交代させるようにしなければならない。
常に正横より前方の見張りに専念し、法規を遵守して操縦しなければならない。
定められた針路を保持し、常に船位を確認しなければならない。