小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第1問
N丸は、FRP製漁船で、A船長1人が乗り組み、漁港より全速力で2時間程度の距離にある漁場で操業を行った後、漁港に戻るためエンジンを全速力より少し落とした速力で航行していた。A船長は、当日出漁前に十分に睡眠をとったのち出港し、さらに漁場でも2時間程度の仮眠をとっており、特に睡眠不足で疲労が蓄積した状態ではなかった。漁場を出発してから10分程度航行したところで、A船長はエンジンを全速力に増速し、操舵(だ)を自動操舵とし、寒かったので操舵室の窓を閉め、背もたれのある椅子に腰掛けて航行を続けた。漁港まで30分程度の距離に近付いたところで、A船長は気の緩みから眠気を催すようになったが、あと30分程度であれば居眠りすることはないものと考え、そのまま航行していた。ところが、いつしか居眠りに陥ってしまい、N丸は全速力のまま海岸に乗り揚げ、船底外板を損傷。A船長も、乗り揚げ時の衝撃により顔面を強打し、重傷を負った。上記の海難事故について、その直接の原因と考えられないものは、次のうちどれか。
操舵室の窓を閉めたままで航行した。
椅子に座ったまま航行した。
十分に睡眠をとった状態で航行した。
自動操舵のまま航行した。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第2問
ディーゼルエンジンの警報装置について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
冷却水温度警報装置は、冷却水の温度が異常に高い場合に警告を発する。
冷却海水量警報装置は、冷却海水の取入れ量が異常に多い場合に警告を発する。
潤滑油圧力警報装置は、エンジンオイルの油圧が異常に低下した場合に警告を発する。
充電警報装置は、オルタネーターが発電していないときや過電圧のときに警告を発する。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第3問
Y号は、FRP製水上オートバイで、A船長1人が乗り組み、ウェイクボーダー及び見張り員を乗せ、 ウェイクボードを行う目的で出港した。沖合いに到着し、ウェイクボーダーをスキーロープでトーイングしていたところ、 ウェイクボーダーが転倒したため、A船長は、エンジンを停止し、見張り員にスキーロープを回収するよう命じた。 続いてA船長は、エンジxンの始動を試みたが、なかなか始動しなかったため、 スロットルを一杯に引きながら再度始動を試みたところ、突然エンジンが始動して急発進し、 後部座席でスキーロープを回収していた見張り員が、左手にスキーロープをx束ねた状態のまま落水した。 この結果、見張り員は緊張したスキーロープが指先に絡み、左手指を切断してしまった。 上記の海難事故について、その直接の原因と考えられないものは、次のうちどれか。
見張りが不十分であった。
スロットル全開で、エンジンを始動した。
見張り員がスキーロープを全部回収するまで、エンジン始動を待たなかった。
見張り員に、声をかけずにエンジンを始動した。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第4問
C号艇が20ノット、18ノットで航走するときの1時間の燃料消費量はそれぞれ20リットル、15リットルである。この艇がA点から18海里の距離にあるB点の間を往航20ノット、復航は18ノットで往復すると1往復の燃料消費量は何リットルか。次のうちから選べ。ただし、風潮流の影響はないものとする。
18リットル
26リットル
33リットル
40リットル
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第5問
航海計画に関する注意事項として適当でないものは、次のうちどれか。
夜間の出入港は危険なので、日没前に帰港することを心掛ける必要がある。
自船の巡航速力と、巡航速力での燃料消費量を把握しておく必要がある。
運航者自身の経験が不足している場合は、同乗者に年長者を加える必要がある。
航海中の気象・海象の急変に構えて、日程の変更等、計画に柔軟性を持たせる必要がある。