移動式クレーン運転士 の 10門
第1問
次の文中の内に入れるA及びBの語句の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「事業者は、移動式クレーンについては、移動式クレーン【 A 】に記載されている【 B 】(つり上げ荷重が3t未満の移動式クレーンにあっては、これを製造した者が指定した[ B ])の範囲をこえて使用してはならない。」
【A】設置報告書 【B】ジブの傾斜角
【A】設置報告書 【B】定格荷重
【A】明細書 【B】ジブの傾斜角
【A】明細書 【B】アウトリガー
【A】検査証 【B】定格荷重
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第2問
つり上げ荷重が3t以上の移動式クレーンの検査に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
移動式クレーンの製造検査は、所轄都道府県労働局長が行う。
移動式クレーンを輸入した者は、原則として、使用検査を受けなければならない。
移動式クレーンの性能検査は、原則として、登録性能検査機関が行う。
移動式クレーンの変更検査は、所轄労働基準監督署長が行う。
使用を廃止した移動式クレーンを再び使用しようとする者は、使用再開検査を受けなければならない。
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第3問
電気抵抗が2500Ωの回路に100Vの電圧をかけたときに流れる電流は、次のうちどれか。
20mA
30mA
40mA
50mA
60mA
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第4問
移動式クレーンのフロントアタッチメントに関し、次のうち誤っているものはどれか。
グラブバケットは、ばら物の荷をつかむ装置で、複索式二線型にはタグラインを備えることが多い。
箱形構造ジブの伸縮は、ジブ内部に装着された伸縮シリンダで行うが、ワイヤロープ又はチェーンを併用するものもある。
ペンダントロープは、ジブ上端と上部ブライドルとをつなぐワイヤロープである。
ジブバックストップは、ジブが後方へ倒れようとするとき、その全質量を受止めて、倒れるのを防止する支柱である。
箱形構造のジブは、ジブの下面に取り付けられた起伏シリンダの伸縮によってジブの傾斜角を変える。
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第5問
つり上げ荷重0.5t以上の移動式クレーンに次の事故又は災害が発生した場合、法令上、所轄労働基準監督署長への報告が義務づけられていないものはどれか。
積載形トラッククレーンが転倒したとき。
ラフテレーンクレーンのジブが折損したとき。
オールテレーンクレーンの油圧シリンダにき裂が発生したとき。
クローラクレーンの巻上げ用ワイヤロープが切断したとき。
トラッククレーンによる労働災害が発生し、労働者が7日間休業したとき。
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第6問
移動式クレーンに関する用語について、次のうち誤っているものはどれか。
ジブとは、上部旋回体の一端を支点として荷をつる腕をいう。
主巻とは、通常、二セットの巻上装置のうち、巻上げ用ワイヤロープの巻掛け数を複数にして荷をつるロープ側のことをいう。
ジブの傾斜角を大きくすることをジブの下げ、小さくすることをジブの上げという。
定格荷重とは、移動式クレーンの構造及び材料並びにジブの傾斜角及び長さに応じて負荷させることができる最大の荷重からつり具の質量を除いた荷重をいう。
揚程とは、ジブの長さ、ジブの傾斜角に応じてつり具を有効に上下させることができる上限と下限との間の垂直距離をいう。
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第7問
油圧制御弁に関する次の文中の内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「移動式クレーンに使われる油圧制御弁を機能別に分類すると、圧力制御弁、流量制御弁、方向制御弁の3種がある。その例をあげると、圧力制御弁には【 A 】があり、流量制御弁には【 B 】があり、方向制御弁には【 C 】がある。」
【A】シーケンス弁【B】逆止め弁 【C】アンロード弁
【A】アンロード弁【B】減圧弁 【C】方向切換弁
【A】減圧弁 【B】絞り弁 【C】リリーフ弁
【A】逆止め弁 【B】リリーフ弁【C】シーケンス弁
【A】リリーフ弁 【B】絞り弁 【C】逆止め弁
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第8問
移動式クレーンの玉掛用具として、法令上、使用禁止に該当しないものは、次のうちどれか。
製造時の5リンクの長さが240mmのつりチェーンで、5リンクの長さが250mmに伸びているもの
公称径が18mmのワイヤロープで、直径が16mmに減少しているもの
き裂があるつりチェーン
安全係数が5のワイヤロープ
構成6×24のワイヤロープで、ワイヤロープ1よりの間に15本の素線(フィラ線を除く。)が切断しているもの
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第9問
物体に働く摩擦力に関し、次のうち誤っているものはどれか。
他の物体に接触して静止している物体に、接触面に沿う方向の力が作用するとき、接触面に働く摩擦力を静止摩擦力という。
運動摩擦力は、最大静止摩擦力より小さい。
最大静止摩擦力は、物体の質量や接触面の状態に関係がある。
運動摩擦力は、物体の接触面に作用する垂直力と接触面積の大きさに比例する。
円柱状の物体を転がす場合と引きずる場合を比べると、転がり摩擦力は滑り摩擦力より小さい。
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第10問
図のような組合せ滑車を用いて質量24tの荷をつり上げたとき、これを支えるために必要な力Fは、次のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、滑車及びワイヤロープの質量、摩擦等は考えないものとする。
9.2kN
19.2kN
39.2kN
59.2kN
79.2kN