移動式クレーン運転士 の 10門
第1問
つり上げ荷重0.5t以上の移動式クレーンに次の事故又は災害が発生した場合、法令上、所轄労働基準監督署長への報告が義務づけられていないものはどれか。
積載形トラッククレーンが転倒したとき。
ラフテレーンクレーンのジブが折損したとき。
オールテレーンクレーンの油圧シリンダにき裂が発生したとき。
クローラクレーンの巻上げ用ワイヤロープが切断したとき。
トラッククレーンによる労働災害が発生し、労働者が7日間休業したとき。
移動式クレーン運転士 の 10門
第2問
油圧装置の付属機器に関し、次のうち誤っているものはどれか。
作動油タンクは、作動油を貯めておくもので、作動油を浄化するための付属品を備えている。
圧力計は、油圧回路内の圧力を計る計器で、一般にブルドン管式圧力計が用いられている。
ポンプ吸込み側に取り付ける吸込み用フィルタは、そのエレメントが金網式のものとノッチワイヤ式のものがあり、また、マグネットを内蔵するものもある。
ラインフィルタは、圧力管路用のものと戻り管路用のものがあり、そのエレメントとしてノッチワイヤ、ろ過紙、焼結合金等が用いられている。
クーラーは、発熱量の多い使用状況のときに、作動油の油温を110~120℃以下に冷却するために用いられている。
移動式クレーン運転士 の 10門
第3問
ディーゼルエンジンに関し、次のうち誤っているものはどれか。
ディーゼルエンジンは、高温高圧の空気の中に軽油等を噴射して燃焼させる。
4サイクルエンジンは、吸入、圧縮、燃焼、排気の1循環をピストンの4行程で行う。
4サイクルエンジンは、クランク軸が1回転するごとに1回の動力を発生する。
2サイクルエンジンは、吸入、圧縮、燃焼、排気の1循環をピストンの2行程で行う。
2サイクルエンジンは、ピストンが1往復するごとに1回の動力を発生する。
移動式クレーン運転士 の 10門
第4問
移動式クレーンの取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。
地切りの際、巻上げ操作による荷の横引きは行わない。
トラッククレーンは、荷をつって作業を行う場合、一般に側方が最も安定がよく、次に後方がよいことに注意する。
移動式クレーンで荷をつって走行することは、原則として行わない。
雷が接近したときは、移動式クレーンの作業を中止し、ジブを走行姿勢にして退避する。
クローラクレーンをトレーラに積み込むときは、登坂の途中では方向転換を行わず、向きを変える必要がある場合には、一旦地上に降りて方向を直す。
移動式クレーン運転士 の 10門
第5問
移動式クレーンに関する用語について、次のうち誤っているものはどれか。
ジブとは、上部旋回体の一端を支点として荷をつる腕をいう。
主巻とは、通常、二セットの巻上装置のうち、巻上げ用ワイヤロープの巻掛け数を複数にして荷をつるロープ側のことをいう。
ジブの傾斜角を大きくすることをジブの下げ、小さくすることをジブの上げという。
定格荷重とは、移動式クレーンの構造及び材料並びにジブの傾斜角及び長さに応じて負荷させることができる最大の荷重からつり具の質量を除いた荷重をいう。
揚程とは、ジブの長さ、ジブの傾斜角に応じてつり具を有効に上下させることができる上限と下限との間の垂直距離をいう。
移動式クレーン運転士 の 10門
第6問
移動式クレーンの上部旋回体に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ボールベアリング式の旋回支持体は、旋回モータの動力を減速機に伝え、旋回ベアリングの旋回ギアと噛み合っているピニオンを回転させて、上部旋回体を旋回させる。
旋回フレームは、上部旋回体の基盤となる溶接構造のフレームで、旋回支持体を介して下部機構に取り付けられている。
クローラクレーンの旋回フレームには、ジブ取付けブラケットのほか、ジブ以外の作業装置を取り付けるための補助ブラケットを装備しているものもある。
クローラクレーンのAフレームは、ジブを解体してクレーン本体をトレーラー等で輸送する場合は、低い位置にセットする。
オールテレーンクレーンの上部旋回体の運転室には、高速走行時の操縦装置が装備されている。
移動式クレーン運転士 の 10門
第7問
移動式クレーンに用いられるワイヤロープに関し、次のうち誤っているものはどれか。
「Zより」のワイヤロープは、ロープを縦にしたときにストランドが左上から右下へよられている。
「普通より」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が反対である。
ワイヤロープは、外観が正常でも、内部やストランドの各部で素線が断線している場合がある。
フィラー形2 9 本線6 よりロープ心入りは、「IWRC6×Fi(29)」と表示される。
ワイヤロープの径は、外接円の直径(mm)で示される。
移動式クレーン運転士 の 10門
第8問
次の図は、移動式クレーンの性能曲線を模式的に表したものである。図の直線又は曲線(1)、(2)、(3)が示すものの組合せとして正しいものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、A、B、Cは次のとおりとする。
A:巻上装置の能力により許容できる荷重
B:ジブ等の強度により許容できる荷重
C:機体の安定により許容できる荷重
【曲線1】A 【直線2】B 【曲線3】C
【曲線1】A 【直線2】C 【曲線3】B
【曲線1】B 【直線2】A 【曲線3】C
【曲線1】C 【直線2】A 【曲線3】B
【曲線1】C 【直線2】B 【曲線3】A
移動式クレーン運転士 の 10門
第9問
ディーゼルエンジンに取り付けられる補機、装置又はその部品に関し、次のうち誤っているものはどれか。
潤滑装置は、軸受、ピストンリング、シリンダ等の摩擦部分に潤滑油を与え、摩擦損失、焼付け等を防止するためのものである。
燃料フィルタは、燃料に混入しているじんあいや水分を除去するものである。
燃料噴射ポンプは、燃料タンクから燃料フィルタを経て供給された燃料をキャブレタに送り、高圧にして燃焼室に噴射するものである。
エンジン停止装置には、燃料噴射ポンプへの燃料供給をカットする方式、空気の吸込みを停止する方式などがある。
水冷式の冷却装置では、シリンダの外側にジャケットを設け、これに水を通してシリンダを冷やす。
移動式クレーン運転士 の 10門
第10問
油圧装置の保守に関し、次のうち不適切なものはどれか。
油圧ホースは、接触・ねじれ・変形・傷の有無、継手部の油漏れの有無について点検する。
油圧ポンプや油圧モータは、作動した状態で、異常音・異常発熱の有無、速度低下・圧力上昇不良の有無、油漏れの有無について点検する。
油圧ポンプ、油圧駆動装置及び弁類は、工作精度の高い部品で構成されているので、安易に分解・組立てを行ってはならない。
フィルタは、一般に、3か月に1回程度、エレメントを取り外して洗浄するが、洗浄してもごみや汚れが除去できない場合は新品と交換する。
フィルタエレメントの洗浄は、溶剤に長時間浸した後、ブラシ洗いをして、エレメントの外側から内側へ圧縮空気で吹く。