看護師国家試験 の 5門
第1問
A さん(45 歳、男性)は、便に血液が混じっていたため受診した。検査の結果、直腸癌と診断され、自律神経を部分温存する低位前方切除術が予定されている。
術後 1 日。順調に経過し、A さんは離床が可能になった。腹腔内にドレーンが 1 本留置され、術後の痛みに対しては、硬膜外チューブから持続的に鎮痛薬が投与されている。看護師が A さんに痛みの状態を尋ねると、A さんは「まだ傷が痛いし、今日は歩けそうにありません」と話す。このときの対応で最も適切なのはどれか。
体動時に痛む場合は歩行しなくてよいと説明する。
歩行には看護師が付き添うことを提案する。
歩行練習を 1 日延期することを提案する。
鎮痛薬の追加使用を提案し歩行を促す。
看護師国家試験 の 5門
第2問
テタニーと関連するのはどれか。
低カリウム血症
低アルブミン血症
低ナトリウム血症
低カルシウム血症
看護師国家試験 の 5門
第3問
A さん(52 歳、男性)は、 5 年前に健康診断で高血圧を指摘されていたが、そのままにしていた。 5 年ぶりに健康診断を受けたところ尿蛋白+で、内科を受診し腎機能障害を指摘された。A さんは、身長 160 cm、体重 56 kg であり、体温 36.1 ℃、呼吸数18/分、脈拍 64/分、整で、血圧 166/96 mmHg であった。血液検査データは、Hb9.3 g/dL、アルブミン 3.6 g/dL、クレアチニン 2.3 mg/dL、HbA1c 5.6 %、K 3.9mEq/L、推算糸球体濾過量〈eGFR〉25 mL/分/1.73 m2 であり、特に自覚症状はなく、浮腫はみられない。
腎機能の悪化によるものと考えられるデータはどれか。
体 重
血清カリウム値
ヘモグロビン値
血清アルブミン値
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第4問
改訂版デンバー式発達スクリーニング検査について正しいのはどれか。
適応年齢は 0 ~ 6 歳である。
判定結果は数値で示される。
知能指数の判定が可能である。
1 領域に 10 の検査項目がある。
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第5問
A さん(70 歳、女性)は、夫の B さんと死別し、軽費老人ホームに入居している。A さんは「今、再婚をしたいと思う好きな人ができたのに、70 歳で再婚なんて恥ずかしいよと息子に叱られました。とても悲しいです」と話した。A さんへの対応で最も適切なのはどれか。
「息子さんの気持ちは理解できます」
「他の職員の考えを聞いてみましょう」
「好きな人ができることは素敵なことですね」
「亡くなった B さんのことは忘れてしまったのですか」