作業療法士国家試験 の 10門
第1問
30 代前半の男性。システムエンジニア。自転車走行中に自動車とぶつかり、外傷性脳損傷を生じ入院となった。作業療法は受傷後 20 日目から開始。麻痺はみられない。病棟では、食事、更衣、整容、排泄などは自立しているが、トイレや病室の場所が覚えられない、今日の日付が分からない、担当者の顔は分かっているが名前が覚えられない、などがみられた。
この患者に行う評価で必要性が低いのはどれか。
RBMT
前頭葉機能検査(FAB)
Trail making test(TMT)
標準高次動作性検査(SPTA)
Mini mental state examination(MMSE)
作業療法士国家試験 の 10門
第2問
大腿骨頸部骨折に対して後方アプローチにて人工骨頭置換術を施行した患者のADL 指導で正しいのはどれか。
和式トイレで排泄する。
割り座で足の爪を切る。
あぐら座位で靴下をはく。
患側下肢から階段を昇る。
椅子に座って床の物を拾う。
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第3問
11 歳の男児。Duchenne 型筋ジストロフィー。症状が進行し、独歩が困難となり車椅子を導入した。つかまり立ちは可能だが、椅子からの立ち上がりや伝い歩きはできない。床上では座位は安定しており四つ這い移動も可能である。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類でのステージはどれか。
ステージ 2
ステージ 3
ステージ 4
ステージ 5
ステージ 6
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第4問
引き寄せ締結法(tension band wiring)により手術直後から骨折部の運動が開始できるのはどれか。
上腕骨骨幹部骨折
肘頭骨折
橈骨骨幹部骨折
Colles 骨折
舟状骨骨折
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第5問
深腓骨神経が支配する筋はどれか。
長指伸筋
後脛骨筋
短腓骨筋
腓腹筋
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第6問
染色体と細胞分裂について正しいのはどれか。
常染色体は 46 個ある。
Y 染色体は X 染色体より大きい。
減数分裂は生殖細胞にみられる。
細胞分裂は小胞体の移動から始まる。
トリソミーとは性染色体が 3 個ある状態である。
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第7問
脳性麻痺の周産期における危険因子として可能性が低いのはどれか。
緊急帝王切開による出生
脳室周囲白質軟化症
低カリウム血症
新生児仮死
低血糖
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第8問
立方骨に接していないのはどれか。
踵 骨
舟状骨
第 1 楔状骨
第 4 中足骨
第 5 中足骨
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第9問
アテローム(粥状)硬化が関与する病態はどれか。
慢性収縮性心膜炎
慢性閉塞性肺疾患
内頸動脈狭窄症
椎骨動脈解離
肝硬変
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第10問
認知症患者の作業療法中にみられやすいのはどれか。
過干渉
誇大性
集中性
立去り
綿密性