精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第1問
精神保健福祉における専門職等に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
保健師は、傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者である。
障害者職業カウンセラーの任用要件は、社会的信望があり障害者の職業問題に理解と関心のある者である。
サービス管理責任者は、個別支援計画の策定やモニタリング等、サービス提供のプロセス全体を管理する。
精神保健福祉相談員は、その業務に従事するための試験を経て取得する免許資格である。
相談支援専門員は、サービス利用者と定期的に面接を行い、個別支援計画の策定に係る会議を開催する。
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第2問
地域福祉にかかわるイギリスの歴史に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
チャルマーズ(Chalmers、T.)による隣友運動(1819年)では、貧困家庭への訪問活動が行われ、救貧法の改正に大きな影響を与えた。
ロンドンで設立された慈善組織協会(1869年)は、慈善活動を組織化するとともに友愛訪問を実施し、ソーシャルワークの形成に大きな影響を与えた。
ロンドンの富裕地域に設立されたトインビーホール(1884年)は、セツルメントの拠点として、富裕層による慈善活動を喚起する役割を担った。
「べヴァリッジ報告」(1942年)は、社会保障制度の基礎となるとともに、地方自治体におけるパーソナル・ソーシャル・サービスを中心とした組織改革をもたらした。
イギリス政府の病院計画(1962年)では、10年間で知的障害者の入所施設の利用者数をほぼ半数に減らし、コミュニティケアを推進する政策を打ち出した。
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第3問
「医療観察法」の処遇内容に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
入院処遇は、急性期、回復期、終結期の 3 段階に分けられる。
通院処遇は、指定通院医療機関で行われ、その期間は1年6 か月である。
指定入院医療機関の管理者は、入院の継続が必要と認めた場合、地方裁判所に入院継続の確認の申立てをしなければならない。
処遇内容に不服がある場合、精神医療審査会に処遇改善請求ができる。
審判における処遇決定に対し、行政不服審査法に基づく審査請求ができる。
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第4問
貧困と格差に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
一人当たり可処分所得を低い順に並べ、中央値の半分に満たない人の割合を相対的貧困率という。
ジニ係数は、その数値が小さくなるほど、所得分布が不平等であることを表す。
タウンゼント(Townsend、P.)は、栄養学の観点から科学的、客観的に貧困を定義する絶対的貧困の概念を主張した。
貧困の再発見とは、貧困線付近の低所得世帯より公的扶助世帯の方で可処分所得が上回ってしまい、いつまでも公的扶助から抜け出せないことをいう。
生活保護世帯の子どもが成長し、再び生活保護世帯になるという貧困の連鎖については、日本では確認されていない。
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第5問
包括型地域生活支援プログラム(ACT)に関する次の記述のうち、正しいものを 1 つ選びなさい。
就労支援は、利用 1 年後を目安として開始する。
危機介入、リハビリテーション、家族支援などのサービスがある。
精神保健福祉士は生活支援を担当するなど、職種ごとの役割を明確にする。
生活能力や症状に関係なく、本人の希望があれば利用対象とする。
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第6問
貧困及びニードのとらえ方に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
タウンゼント(Townsend、P.)は、貧困者には共通した「貧困の文化(cultureofpoverty)」があることを明らかにした。
リスター(Lister、R.)は、「ノーマティブ・ニード」に加えて、「フェルト・ニード」を提案した。
ルイス(Lewis、O.)は、「相対的剥奪」の概念を精緻化することで、相対的貧困を論じた。
ブラッドショー(Bradshaw、J.)は、絶対的貧困・相対的貧困の二分法による論争に終止符を打つことを目指した。
スピッカー(Spicker、P.)は、「貧困」の多様な意味を、「物質的状態」、「経済的境遇」及び「社会的地位」の三つの群に整理した。
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第7問
統合失調症に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
幻覚をしばしば認める。
見当識障害がある。
意識障害がある。
血液検査で診断できる。
ICD-10 によれば、F 3 群に分類される。
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第8問
社会保障の財源における公費負担に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「社会保障費用統計」は、ILO基準の社会保障給付費とOECD基準の社会支出の総称で、国立社会保障・人口問題研究所が、「社会保障給付費」を改訂し公表している。
2014年度(平成26年度)の国の予算では、社会保障関係費の70%以上が、年金医療介護保険給付費で占められている。
「平成23年度社会保障費用統計」によると、社会保障財源に占める公費負担割合は、約50%である。
「平成23年度社会保障費用統計」によると、公費負担の内訳は、国より地方自治体の方が多い。
後期高齢者医療制度における国と地方自治体の負担割合は、1対1である。
介護保険法の介護給付費における国と地方自治体の負担割合は、2対1である。
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第9問
うつ病に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
妄想を生じることがある。
治療薬として、ベンゾジアゼピン系薬剤が第一選択である。
確定診断には、脳波検査が必要である。
精神療法では、精神分析が最も有効である。
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第10問
福祉施設・職員の行為に関する次の記述のうち、その適否を考えるに当たり、憲法13条の人格権やプライバシー権が直接の根拠となるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
利用者が信じる宗教の経典の持ち込みを禁止すること
利用者が拒否する作業を強要すること
利用者の承諾なしに施設の案内パンフレットにその顔写真を掲載すること
利用者の承諾なしに施設協力費を預り金から徴収すること
利用者が施設批判をしたことを理由に退所を求めること