精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第1問
D精神保健福祉士は、精神科医療機関に入職以来、精神療養病棟に 4 年間勤務し、統合失調症の患者を担当していた。今回、デイ・ケア部門に異動し、特にうつ病患者の復職支援を中心とした業務を担うこととなった。異動後、うつ病への支援と早期復職を求める企業側の意向との調整で、様々な悩みや不安を抱えることとなり、上司のE精神保健福祉士(経験 20 年)に相談した。次の記述のうち、この相談を受けたE精神保健福祉士がD精神保健福祉士を支えるために企画したスーパービジョンとして、適切なものを1つ選びなさい。
社会人として果たさなければならない責務について研修を受けさせる。
復職先企業側の職員を含めたグループスーパービジョンを実施する。
同期の職員でのピアスーパービジョンを実施する。
同期の精神保健福祉士によるライブスーパービジョンを実施する。
置かれている状況や課題の言語化を通して整理できるようにさせる。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第2問
Bさん(57 歳、男性)は、コミュニケーションが非常に苦手で、人付き合いをする際にいつも困っている。軽度の知的障害が疑われるが診断は受けていない。幼少期から家族との関係が悪く、家での居場所もなかった。中学卒業と同時に住み込みの仕事に就き、家族との交流も途絶えた。住み込みの仕事は長続きせず、職と同時に住む場所も失ってしまい、生活困窮に陥った。窃盗をして刑務所に入り、刑期を終えて出所するが、身元引受人もおらず支援もなく、窃盗を何度も繰り返し、人生の大半を刑務所で過ごしてきた。出所間近なBさんが社会で生活できるようにするために、Bさんの特性や生活の状況等を考えた上で社会の一員として支援を行う必要がある。次のうち、この事例で求められる支援の理念として、最も適切なものを1つ選びなさい。
ソーシャルイクオリティ
ソーシャルロール・バロリゼーション
ソーシャルジャスティス
ソーシャルインクルージョン
ソーシャル・コンストラクショニズム
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第3問
貧困と格差に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
一人当たり可処分所得を低い順に並べ、中央値の半分に満たない人の割合を相対的貧困率という。
ジニ係数は、その数値が小さくなるほど、所得分布が不平等であることを表す。
タウンゼント(Townsend、P.)は、栄養学の観点から科学的、客観的に貧困を定義する絶対的貧困の概念を主張した。
貧困の再発見とは、貧困線付近の低所得世帯より公的扶助世帯の方で可処分所得が上回ってしまい、いつまでも公的扶助から抜け出せないことをいう。
生活保護世帯の子どもが成長し、再び生活保護世帯になるという貧困の連鎖については、日本では確認されていない。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第4問
福祉計画・医療計画などの策定技法と評価に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
介護保険法では、介護保険事業計画におけるニーズ調査とは、介護サービスの利用者を対象とした調査とされている。
市町村障害福祉計画においては、障害福祉サービスの種類ごとの量の見込みは定めなくてよいとされている。
医療計画におけるプロセス指標とは、実際にサービスを提供する主体の活動や、他機関との連携体制を測る指標のことである。
インプット指標とは、要支援状態から要介護状態への移行をどの程度防止できたかなどの事業成果に関する指標のことである。
福祉計画などの評価に用いる費用・効果分析においては、効果は金銭の単位で測定されなければならない。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第5問
次のうち、2010 年(平成 22 年)に改正された精神保健福祉士法の第 2 条に新たに加えられた内容として、正しいものを1つ選びなさい。
社会復帰に関する相談
地域相談支援の利用に関する相談
就労支援に関する相談
虐待に関する相談
社会経済活動への参加に関する相談