精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第1問
生活保護を受給している一人暮らしで、軽度の知的障害のある入院患者Kさん(30歳、男性)について、今後の治療法と治療機関の選択をするため、医師とKさんによる話し合いが医療ソーシャルワーカー同席の下で行われた。話し合いの内容が複雑なため、Kさんが自分の希望を明確に医師に伝えることが難しいと予想した医療ソーシャルワーカーは、あらかじめKさんと話し合った結果に基づきKさんの状況とニーズについて、Kさんに代わって話し合いの場で医師に伝えた。次のうち、こうした医療ソーシャルワーカーの行為を表す用語として、正しいものを1つ選びなさい。
アカウンタビリティ
セカンドオピニオン
リスクマネジメント
アドボカシー
インフォームドコンセント
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第2問
障害児者福祉制度の歴史的展開に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(注)「障害者差別解消法」とは、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。
精神薄弱者福祉法(1960年(昭和35年))において、ノーマライゼーションの促進が目的規定に明記された。
重度精神薄弱児扶養手当法(1964年(昭和39年))の制定当初から、重度身体障害児も支給対象とされていた。
国際障害者年(1981年(昭和56年))を契機として、重症心身障害児施設が制度化された。
障害者自立支援法(2005年(平成17年))により、身体障害者福祉法は廃止された。
「障害者差別解消法」(2013年(平成25年))では、「障害者」について、障害者基本法と同様の定義がなされた。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第3問
役割葛藤の説明に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
幼少期での役割取得において発達上の困難を経験すること
他者からの役割期待に応えようとして過度の同調行動をとること
一定の場面にふさわしく見える自分を演技によって操作すること
他者からの役割期待と少しずらした形で行動すること
保有する複数の役割間の矛盾や対立から心理的緊張を感じること
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第4問
ソーシャルワークの専門性に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
「ベヴァリッジ報告」(1942 年)は、誕生して間もないソーシャルワークの専門性を認め、その後の理論的発展につなげた。
「シーボーム報告」(1968 年)は、ケアマネジメントの導入によりソーシャルワークの専門性向上を提言した。
「ウルフェンデン報告」(1978 年)は、公的サービス機関におけるソーシャルワーカーの専門性を整理し直し、その確立の必要性を提唱した。
「バークレイ報告」(1982 年)は、カウンセリングとソーシャルプランニングを統合した形でのコミュニティソーシャルワーク実践を提案した。
「グリフィス報告」(1988 年)は、障害者の個別の状況に応じたパーソナルアシスタンスの提供にソーシャルワーカーの新たな専門性があることを強調した。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第5問
Bさん(48 歳、男性)は、Z精神科病院での 25 年間の入院生活を経て、アパートで単身生活を開始した。そのような中、地域のごみステーションに、不燃物を出す日を間違っていたことについて、近所の人から注意を受けた。以来、Bさんはごみを出すことが不安になり、Z精神科病院のC精神保健福祉士に相談した。次の記述のうち、C精神保健福祉士のかかわりとして、適切なものを1つ選びなさい。
地域生活の中では、ごみ出しのことは些細なことにすぎないので、そのようなことを気にする必要はないと慰めた。
Bさんが気にするあまり、病状が再燃してはいけないと考え、近所の人のところに、C精神保健福祉士が単独で謝罪に行った。
失敗体験が続くことによって自信を喪失してしまわないようにと、生活予定表を作って管理し、その結果を報告させるようにした。
近所の人との良好な関係を構築することの大切さを伝え、どのように対応するかをBさんと一緒に考えることにした。
Bさんからホームヘルパーの希望が聞かれたが、他者に頼ることは継続的な暮らしを考えれば、自立の妨げになることを伝えた。