保健師国家試験 の 5門
第1問
アスベスト曝露の肺がん罹患に対する寄与危険割合の算出のために十分な情報を持つ指標はどれか。
アスベスト曝露群の肺がんの罹患率
アスベスト非曝露群の肺がんの罹患率
アスベスト曝露の肺がん罹患に対する相対危険
アスベスト曝露の肺がん罹患に対する寄与危険
全人口に対するアスベスト曝露を受けた者の割合
保健師国家試験 の 5門
第2問
A さん(37 歳、男性)。妻と2 人の児との4 人暮らし。会社員。 3 か月前に脊髄小脳変性症と診断された。最近、歩行障害が進行し、会社への通勤に支障がでてきたとA さんから保健所保健師に相談があった。A さんへの対応で適切なのはどれか。
介護保険の利用を勧める。
難病情報センターへ紹介する。
身体障害者手帳の申請を勧める。
勤務形態の変更について職場に相談するよう勧める。
保健師国家試験 の 5門
第3問
市では、脳卒中後遺症による要介護認定者数が増加している。保健師は、脳卒中後遺症患者が退院後に適切にリハビリテーションを行っていないために、拘縮が進んだ状態で要介護認定の申請に至っていることが課題と考えた。そこで、病院から地域への円滑な移行に向けた地域リハビリテーションの体制整備を目的に、医療機関、訪問看護ステーション、通所介護事業所の関係者による会議を開催することにした。初回の会議で出席者から収集する情報で最も適切なのはどれか。
要介護認定者の原因疾患
市内の理学療法士の従事状況
通所型介護予防事業の実施状況
各機関におけるリハビリテーションの利用状況
保健師国家試験 の 5門
第4問
A さん(60 歳、男性)。A さんの妻から「夫は身長165 cm、体重68 kg だったのが退職後6 か月で体重が5 kg 増加しました。家でゴロゴロしていることが多く、食欲は旺盛です。夫にどのように対応したらよいでしょうか」と保健師に相談があった。妻への対応として最も適切なのはどれか。
「毎朝、夫婦でウォーキングをしましょう」
「A さんに栄養士の指導を受けてもらいましょう」
「A さんに肥満予防教室に参加してもらいましょう」
「A さんは体重増加をどう思っているか聞いてみましょう」
「A さんに肥満は心臓病の原因となることを伝えましょう」
保健師国家試験 の 5門
第5問
A さん(40 歳、女性)。48 歳の会社員の夫と2 人暮らし。「夫が1 か月前から夜眠れない様子で、ここ数日は『役に立たない人間は生きていてもしょうがない』と言っています。どう対応したらよいでしょうか」と市の保健センターに相談のため来所した。最初に行う助言で最も適切なのはどれか。
「産業医に相談して仕事量を減らしてもらいましょう」
「市販の睡眠を改善するお薬を飲んでもらいましょう」
「できるだけ早く精神科医の診察を受けましょう」
「言動に注意しながら様子をみましょう」
「 A さんも体調に気をつけましょう」