管理栄養士国家試験 の 20門
第1問
【人体の構造と機能及び疾病の成り立ち】
免疫に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
Bリンパ球は、胸腺で成熟する。
抗体は、抗原の特定部位を認識する。
Tリンパ球は、抗体を産生する。
赤血球は、抗原提示を行う。
IgMは、分泌型の免疫グロプリンである。
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第2問
【人体の構造と機能及び疾病の成り立ち】
神経疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
くも膜下出血は、脳実質内の出血である。
ラクナ梗塞(穿通枝梗塞)は、太い血管に生じる脳梗塞である。
アテローム血栓性脳梗塞は、細動脈の変性によって生じる。
ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12欠乏でみられる。
パーキンソン病では、脳内のドーパミンが欠乏している。
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第3問
【臨床栄養学】 両下肢前面の全体に、熱傷を起こした成人患者の熱傷面積を、「9の法則」を用いて評価した。正しいのはどれか。1つ選べ。
9%
18%
27%
36%
45%
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第4問
【臨床栄養学】 40歳、男性。身長175cm、体重80kg、BMI 26.1kg/m2、血圧142/92mmHg。血清尿酸値は8.5mg/dLであった。この患者の食事療法に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
減量を勧める。
野菜摂取を勧める。
アルコール摂取を制限する。
プリン体摂取を制限する。
水分摂取を制限する。
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第5問
【食べ物と健康】 加工食品と利用する微生物の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
食酢 ━━━ 乳酸菌
ビール ━━━ 酪酸菌
みりん ━━━ こうじかび
ヨーグルト ━━━ 酢酸菌
糸引き納豆 ━━━ 酵母
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第6問
【栄養教育論】 野菜摂取量を増やす栄養教育において、行勲変容段階上の無関心期(前熟考期)から関心期(熟考期)へ変容する過程である。正しいのはどれか。1つ選べ。
野莱料理をお弁当に入れてもらうよう、家族に頼んだ。
野菜を多く食べるようになって、便秘が改善したことに気づいた。
野菜の量が少ないままだと健康を害すると、危機感を持った。
野菜は摂りにくいと思っていたが、簡単に摂取できることがわかった。
野菜を常に冷蔵庫に入れておくようにした。
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第7問
【公衆栄養学】 食事調査法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
秤量記録法では、世帯単位の調査はできない。
秤量記録法では、習慣的な食事内容の変更が生じにくい。
24時間思い出し法では、面接者間の面接手順を統一させる。
24時間思い出し法では、食物摂取頻度調査法と比べ調査者の負担が小さい。
食物摂取頻度調査法では、国際的に統一された食品リストを用いる。
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第8問
【社会・環境と健康】 母子健康手帳に必ず記載しなければならない事項である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
妊婦の職業と環境
乳児の食事摂取基準
出産後の母体の経過
乳児身体発育曲線
予防接種の記録
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第9問
【臨床栄養学】 神経性食欲不振症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
中高年期に好発する。
標準体重に比べて、10%の体重減少がみられる。
無月経がみられる。
高カリウム血症がみられる。
栄養療法開始時は、2,400kcal/日から始める。
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第10問
【基礎栄養学】 栄養学の歴史に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
ルブネル(Rubner M)は、特異動的作用(食事誘発性熱産生)を発見した。
クレブス(Krebs HA)は、呼吸が燃焼と同じ現象であることを明らかにした。
ラボアジェ(Lavoisier AL)は、米ぬかの抗脚気因子をビタミンと命名した。
フンク(Funk C)は、不可欠アミノ酸(必須アミノ酸)の概念を確立した。
ローズ(Rose WC)は、クエン酸が酸化されてオキサロ酢酸になる回路を発見した。
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第11問
【栄養教育論】 特定保健指導の初回面接において、「検診結果をご覧になってどう思われましたか」と質問した時の回答である。目標宣言の準備性が整った回答として、正しいのはどれか。1つ選べ。
いや、別に。自覚症状もないですからね。
検査値の見方がよくわからなかったんですよ。
生活を改めようと思ったのですが、習慣を変えるのはストレスですね。
結果を見て、歩こうと思いましたが、どれ位歩けばいいですか。
前より良くなっているのは、生活を変えたからでしょうね。
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第12問
【基礎栄養学】 食後の脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
エネルギー源としての脂肪酸の利用が高まる。
脂肪組織から放出される脂肪酸量は増加する。
リポたんぱく質リパーゼの活性が低下する。
血中のカイロミクロン(キロミクロン)が増加する。
肝臓からのVLDLの分泌が減少する。
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第13問
【臨床栄養学】 55歳、男性。身長170cm、体重80kg(標準体重63.6kg)、 BMI 27.7kg/m2、血圧152/86mmHg、持続性たんぱく尿を呈し、糖尿病腎症第3期Bと診断された。この患者の栄養基準に関する組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
エネルギー:1,200kcal/日 ━━ たんぱく質50g/日
エネルギー:1,400kcal/日 ━━ たんぱく質50g/日
エネルギー:1,400kcal/日 ━━ たんぱく質70g/日
エネルギー:1,800kcal/日 ━━ たんぱく質50g/日
エネルギー:1,800kcal/日 ━━ たんぱく質70g/日
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第14問
【人体の構造と機能及び疾病の成り立ち】
糖質と脂質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
グルコースは、5個の炭素原子をもつ。
デオキシリボースは、6個の炭素原子をもつ。
ホスファチジルコリンは、糖質である。
リン脂質は、ホルモン感受性リパーゼにより分解される。
ホスファチジルイノシトールは、リン脂質である。
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第15問
【社会・環境と健康】 疫学研究に関する記述である。( )に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
A市在住の45歳以上の男性日系人を対象とした(a)研究では、飽和脂肪酸の摂取量が10 g/日以上の群に対して、10 g/日未満の群における10年間の脳卒中死亡率の( b )は2.1であった。
a: コホート b: 相対危険
a: コホート b: 寄与危険
a: 症例対照 b: 相対危険
a: 症例対照 b: オッズ比
a: 症例対照 b: 寄与危険
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第16問
【食べ物と健康】 献立作成に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
食品構成を目安として作成する。
朝食、昼食、夕食の配分比率は、1:1:3を目安とする。
主莱は、主食に合わせて選択する。
主莱、副菜の順に決める。
デザートで不足の栄養素を補足する。
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第17問
【給食経営管理論】 調理作業管理における作業項目とその内容の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
準備作業 ━━━ 野菜の洗浄
主作業 ━━━ 調味料の計量
付随作業 ━━━ 盛り付け
付帯作業 ━━━ 作業場所の整備
整埋作業 ━━━ 加熱機器の予熱
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第18問
【臨床栄養学】 嚥下障害に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
パーキンソン病は、原因となる。
咽頭期の障害では、食物の捕捉ができない。
評価法には、水飲みテストがある。
直接訓練では、食物を用いる。
肺炎の原因となる。
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第19問
【基礎栄養学】 たんぱく質とアミノ酸の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
食事たんぱく質由来の遊離アミノ酸は、体内のアミノ酸プールに入る。
体たんぱく質の分解で生じた遊離アミノ酸は、体たんぱく質合成に再利用されない。
体たんぱく質の合成は、インスリンによって抑制される。
骨格筋たんぱく質の平均半減期は、消化管たんぱく質の平均半減期より短い。
分枝アミノ酸は、肝臓に優先的に取り込まれて代謝される。
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第20問
【応用栄養学】 思春期の女子に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
思春期前に比べ、エストロゲンの分泌量は低下する。
思春期前に比べ、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は増加する。
思春期前に比べ、体脂肪率は低下する。
カルシウム蓄積速度は、思春期後半に最大となる。
思春期発育急進現象(思春期スパート)の開始時期は、男子より遅い。