秘書検定2級 の 10門
第1問
次は秘書A子が、上司主催の社外から参加者がある会議の始まる直前に行ったことである。中から不適当と思われるものを選べ。
上司からコピーして配布するようにと資料を渡されたので、会議の開始に間に合わなかった場合の配布方法を確認した。
会議室の入り口の所で、開始時刻ぎりぎりに来た人に、会議が始まるので急いで席に着くよう促した。
一緒にお茶を出すことになっている後輩B子に準備の状況を尋ね、茶わんの数を確認した。
すでに入室していて資料を読んでいるM氏に、M氏の会社からあった伝言を口頭で伝えた。
隣の席の同僚C子に、自分が席を外している間に欠席や遅刻の連絡はなかったか尋ねた。
秘書検定2級 の 10門
第2問
次は秘書A子が、上司の指示で「秘」文書を社内の部長に配布するときに行ったことである。中から不適当と思われるものを選べ。
不在の部長には、秘書に「秘」文書だと伝え、封筒に鉛筆で丸秘と書いて預けた。
在席している部長には、文書名を口頭で伝えて直接手渡した。
「秘」文書に一連番号をつけて、その番号と配布先を控えた。
「秘」文章を中が透けない封筒に入れて封をし、表面に各部長名とその脇に「親展」と書いた。
「秘」文書に赤色で丸秘の印を押し、「秘」文書であることがすぐに分かるようにした。
秘書検定2級 の 10門
第3問
秘書A子は、会社へ同期に入社した者同士の懇親会に参加した。次はそのとき話題になった、それぞれの上司の指示のしかたとその対応である。中から不適当と思われるものを選べ。
B子 「上司は、させる仕事を何でも急ぐので、様子を見ながら期限を延ばしてくれるよう申し出ている」
C子 「上司ははっきりと指示しないので、自分のほうからこうするのですねなどと言って確認するようにしている」
D子 「上司は指示するとき、以前あったミスを持ち出して注意を促すので、前にも注意されたので大丈夫と言っている」
E子 「上司は、指示したことをすぐ変更するので、その仕事に取りかかる直前に、改めて内容を確認するようにしている」
F子 「上司はよく終業時刻後に指示することがあるので、定刻に退社したいときは、そのことを言って早めの指示をお願いしている」
秘書検定2級 の 10門
第4問
秘書A子は、会社の創立30周年記念パーティーで来賓受付を担当することになった。このような場合のA子の服装について、次の中から適当と思われるものを選べ。
会社行事といってもパーティーなのだから、ふだんより少し改まったスーツがよい。
会社のパーティーの来賓受付なのだから、来賓に敬意を表す意味で黒のワンピースがよい。
会社行事ではあるがパーティーなのだから、華やかなワンピースがよい。
パーティーといっても会社行事なのだから、ふだんと同じ服装がよい。
パーティーの受付係なのだから、動きやすいパンツスーツがよい。
秘書検定2級 の 10門
第5問
秘書A子の上司の外出中に、上司の知人と名乗る人から電話があった。「上司に至急相談したいことがあるので、今日中に時間を取ってもらいたい。時刻はそちらの都合に合わせる」とのことである。上司の帰社予定は30分後で、その後に予定は入っていない。次は、この電話でのA子のやりとりである。中から不適当と思われるものを選べ。
どのような知人かを尋ねた。
その人の連絡先と連絡が取れる時刻を尋ねた。
今日の上司の空いている時間を言った。
上司に相談したい用件と所要時間を尋ねた。
上司が戻り次第、こちらから連絡をさせてもらうと言った。
秘書検定2級 の 10門
第6問
秘書A子は上司から、「今夜、取引先の人2名を食事に招待することになった、帰りのハイヤーの手配をしてもらいたい」と言われた。上司はタクシーで帰るという。そこでA子は上司に、次のことを確認した。中から不適当と思われるものを選べ。
どこに配車すればよいか。
どこまで送ってもらえばよいか。
ハイヤー会社の希望はあるか。
何時ごろ配車すればよいか。
何台手配すればよいか。
秘書検定2級 の 10門
第7問
秘書A子は、取引先の会社の社長が逝去されたとの連絡を受けた。次はこのような場合に相手から聞いておべき事柄である。中から不適当と思われるものを選びなさい。
逝去された日時
通夜の場所、時間
逝去された場所
死因
喪主の氏名、住所、電話番号
秘書検定2級 の 10門
第8問
次は秘書A子が、上司を訪ねてきた客に対して行ったことである。中から不適当と思われるものを選べ。
お茶を運んだところ、上司と来客が立って名刺交換をしていたので、終わって着席するのを待ってお茶を出した。
応接室を開けたら、前の客の茶わんがそのままになっていたので、来客に謝って応接室の前で少し待ってもらい、急いで片付けた。
応接室に入ったとき、来客が遠慮して下座に座ろうとしたので、上座に座るようにすすめ座ってもらった。
来客を案内している途中で他部署の部長に話しかけられたとき、あとにしてもらえないかと頼み、来客には失礼しましたと言った。
来客を案内したと上司に伝えたところ、「急用の電話をかける。終わったらすぐ行く」ということだったので、来客にそのことを伝えた。
秘書検定2級 の 10門
第9問
秘書A子は上司(営業部長)から、出張することになったので準備をしてもらいたいと言われた。次は、そのときA子が上司に確認したことである。中から不適当と思われるものを選べ。
出張先での面談の回数と目的
出張先と同行者の有無
出発の日にちと出張期間
仮払いの金額
希望の交通機関と宿泊ホテル
秘書検定2級 の 10門
第10問
秘書A子は新人B子から、「上司から清書するようにと渡された手紙の草稿の中に、意味の分からない語句がある。どのような意味か教えてもらいたい」と言われた。次はA子が教えたことである。中から不適当と思われるものを選べ。
「他事(たじ)ながらご休心くださいませ」とは、「余計な心配をしないで休むように」という意味である。
「ご出席いただければ幸甚(こうじん)に存じます」とは、「出席してもらえれば非常にありがたい」という意味である。
「委細(いさい)は拝眉(はいび)のうえ申し上げます」とは、「詳しいことは会ってから話す」という意味である。
「ご報告かたがた御礼申し上げます」とは、「報告を兼ねてお礼を言う」という意味である。
「社業に精励いたす所存でございます」とは、「会社の仕事に励むつもりだ」という意味である。