秘書検定2級 の 5門
第1問
秘書A子は新人B子から、「上司から清書するようにと渡された手紙の草稿の中に、意味の分からない語句がある。どのような意味か教えてもらいたい」と言われた。次はA子が教えたことである。中から不適当と思われるものを選べ。
「他事(たじ)ながらご休心くださいませ」とは、「余計な心配をしないで休むように」という意味である。
「ご出席いただければ幸甚(こうじん)に存じます」とは、「出席してもらえれば非常にありがたい」という意味である。
「委細(いさい)は拝眉(はいび)のうえ申し上げます」とは、「詳しいことは会ってから話す」という意味である。
「ご報告かたがた御礼申し上げます」とは、「報告を兼ねてお礼を言う」という意味である。
「社業に精励いたす所存でございます」とは、「会社の仕事に励むつもりだ」という意味である。
秘書検定2級 の 5門
第2問
秘書A子は上司から、社員研修の講師へ出講依頼状を郵送するように指示されて送ったあと、会場案内図を入れ忘れたことに気がついた。このような場合、どのように対処すればよいか。次の中から不適当と思われるものを選べ。
会場案内図に、前に送った出講依頼状に入れ忘れたと書いたメモを添えて郵送する。
電話で、前に送った出講依頼状に会場案内図を入れ忘れたとわびて、すぐに郵送する。
電話で、郵送した出講依頼状に会場案内図を入れ忘れたのでと言って、行き方を説明する。
電話で、出講依頼状に会場案内図を入れ忘れたとわびて会場を説明し、別に案内図を送ると言って郵送する。
ファックスで、送信状に出講依頼状に入れ忘れたと書いて会場案内図とともに送信する。
秘書検定2級 の 5門
第3問
秘書A子の上司(部長)は、ちょっと疲れたので次の予定まで休んでくると言って、医務室にいる。次はA子が、このときにあった電話や来客に対して行ったことである。中から不適当と思われるものを選べ。
急いで相談したいことがあると言ってきた課長に、上司は医務室で休んでいるが、どうするかと言った。
上司の家族からの電話に、すぐに折り返し電話するように伝えると答えた。
直接話がしたいという取引先からの電話に、上司は席を外しているので後ほど連絡をさせてもらいたいと頼み、都合のよい時間を尋ねた。
不意に訪れた上司の友人に、上司は医務室で休んでいるので、自分が用件を聞いて上司に伝えると言った。
不意に訪れた取引先の部長に、上司は席を外しているので、代わりに課長が対応するのではどうかと尋ねた。
秘書検定2級 の 5門
第4問
次は秘書A子が、上司の指示で「秘」文書を社内の部長に配布するときに行ったことである。中から不適当と思われるものを選べ。
不在の部長には、秘書に「秘」文書だと伝え、封筒に鉛筆で丸秘と書いて預けた。
在席している部長には、文書名を口頭で伝えて直接手渡した。
「秘」文書に一連番号をつけて、その番号と配布先を控えた。
「秘」文章を中が透けない封筒に入れて封をし、表面に各部長名とその脇に「親展」と書いた。
「秘」文書に赤色で丸秘の印を押し、「秘」文書であることがすぐに分かるようにした。
秘書検定2級 の 5門
第5問
秘書A子の上司が出社した。見ると、上着のボタンが取れそうになっていた。このような場合A子は、上司にどのように対応したらよいか。次の中から、不適当と思われるものを選べ。
ボタンが取れそうになっていると言って上着を脱いでもらい、ボタンをつけ直す。
ボタンが取れそうになっているがつけ直すかどうするかと尋ね、頼まれたらつけ直す。
ボタンが取れそうになっていると知らせ、よければボタンをつけ直すがどうするかと尋ねる。
ボタンが取れそうになっていると言って、ソーイングセットを用意してあるがどうするかと尋ねる。
ボタンが取れそうになっていると知らせ、上司がそれについて何か言ったら対応する。