情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第1問
PCなどに内蔵されるセキュリティチップ(TPM:Trusted Platform Module)がもつ機能はどれか。
TPM間での共通鍵の交換
鍵ペアの生成
ディジタル証明書の発行
ネットワーク経由の乱数送信
情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第2問
営業債権管理業務に関する内部統制のうち,適切なものはどれか。
売掛金回収条件の設定は,営業部門ではなく,審査部門が行っている。
売掛金の消込み入力と承認処理は,販売を担当した営業部門が行っている。
顧客ごとの与信限度の決定は,審査部門ではなく,営業部門の責任者が行っている。
値引き又は割戻しの処理は,取引先の実態を熟知している営業部門の担当者が行っている。
情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第3問
不正競争防止法において,営業秘密となる要件は,“秘密として管理されていること”,“事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること”と,もう一つはどれか。
営業譲渡が可能なこと
期間が10年を超えないこと
公然と知られていないこと
特許出願をしていること
情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第4問
稼働率が a (0 < a < 1)の装置三つを用いて図のようにシステムを設計するとき、システムの稼働率が装置単体の稼働率を上回るものはどれか。ここで、並列に接続されている部分は、いずれかの経路が稼動していればシステムは稼動しているものとする。
AとB
AとC
BとC
全て
情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第5問
TCPのサブミッションポート(ポート番号587)の説明として,適切なものはどれか。
FTPサービスで,制御用コネクションのポート番号21とは別にデータ転送用に使用する。
Webアプリケーションで,ポート80番のHTTP要求とは別に,サブミットボタンをクリックした際の入力フォームのデータ送信に使用する。
コマンド操作の遠隔ログインで,通信内容を暗号化するためにTELNETのポート番号23の代わりに使用する。
電子メールサービスで,迷惑メール対策としてSMTPのポート番号25の代わりに使用する。
情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第6問
XMLディジタル署名の特徴はどれか。
XML文書中の,指定したエレメントに対して署名することができる。
エンペローピング署名(Enveloping Signature)では一つの署名対象に必ず複数の署名を付ける。
署名形式として,CMS(Cryptographic Message Syntax)を用いる。
署名対象と署名アルゴリズムをASN.1によって記述する。
情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第7問
クライアントサーバシステムにおけるストアドプロシージャに関する記述のうち、誤っているものはどれか。
機密性の高いデータに対する処理を特定のプロシージャ呼び出しに限定することによって、セキュリティを向上させることができる。
システム全体に共通な処理をプロシージャとして格納しておくことによって、処理の標準化を行うことができる。
データベースへのアクセスを細かい単位でプロシージャ化することによって、処理性能(スループット)を向上させることができる。
複数のSQL文から成る手続を1回の呼出しで実行できるので、クライアントとサーバの間の通信回数を減らすことができる。
情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第8問
桁落ちによる誤差の説明として、適切なものはどれか。
値がほぼ等しい二つの数値の差を求めたとき、有効桁数が減ることによって発生する誤差
指定された有効桁数で演算結果を表すために、切捨て、切上げ、四捨五入などで下位の桁を削除することによって発生する誤差
絶対値の非常に大きな数値と小さな数値の加算や減算を行ったとき、小さい数値が計算結果に反映されないことによって発生する誤差
無限級数で表される数値の計算処理を有限項で打ち切ったことによって発生する誤差
情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第9問
10Mビット/秒のLANで接続された4台のノード(A,B,C,D)のうち,2組(AとB,CとD)のノード間でそれぞれ次のファイル転送を行った場合,LANの利用率はおよそ何%か。ここで,転送時にはファイルの大きさの30%に当たる各種制御情報が付加されるものとする。また,LANではリピータハブが使用されており,更に衝突は考えないものとする。
ファイルの大きさ:平均1,000バイト
ファイルの転送頻度:平均60回/秒(1組当たり)
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情報セキュリティースペシャリスト の 10門
第10問
LANの制御方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
CSMA/CD方式では,単位時間当たりの送出フレーム数が増していくと,衝突の頻度が増すので,スループットはある値をピークとして,その後下がる。
CSMA/CD方式では,一つの装置から送出されたフレームが順番に各装置に伝送されるので,リング状のLANに適している。
TDMA方式では,伝送路上におけるフレームの伝搬遅延時間による衝突が発生する。
トークンパッシング方式では,トークンの巡回によって送信権を管理しているので,トラフィックが増大すると,CSMA/CD方式に比べて伝送効率が急激に低下する。