測量士補 の 10問
第1問
表は、ある公共測量における縦断測量の観測手簿の一部である。観測は、器高式による直接水準測量で行っており、BM1、BM2 を既知点として観測値との閉合差を補正して標高及び器械高を決定している。表中の ア ~ ウ に当てはまる値はそれぞれ何か。次の中から正しい組合せを選べ。
【ア】81.381 【イ】0 【ウ】80.540
【ア】81.381 【イ】+1 【ウ】80.540
【ア】81.381 【イ】+1 【ウ】80.541
【ア】81.382 【イ】0 【ウ】80.541
【ア】81.382 【イ】+1 【ウ】80.541
測量士補 の 10問
第2問
細部測量において、基準点Aにトータルステーションを整置し、点Bを観測したときに 2′30″の方向誤差があった場合、点Bの水平位置の誤差は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。ただし、点A、B間の水平距離は 92m、角度1ラジアンは 2″×105とする。
46 ㎜
50 ㎜
54 ㎜
61 ㎜
69 ㎜
測量士補 の 10問
第3問
次のa~eの文は、測量法(昭和 24 年法律第 188 号)に規定された事項について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。
【a】「測量」とは、土地の測量をいい、地図の調製及び測量用写真の撮影を含むものとする。
【b】「基本測量」とは、すべての測量の基礎となる測量で、国又は公共団体の行うものをいう。
【c】何人も、国土交通大臣の承諾を得ないで、基本測量の測量標を移転し、汚損し、その他その効用を害する行為をしてはならない。
【d】公共測量は、基本測量又は公共測量の測量成果に基いて実施しなければならない。
【e】測量士は、測量に関する計画を作製し、又は実施する。測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量に従事する。
【a】、【b】
【a】、【e】
【b】、【c】
【c】、【d】
【d】、【e】
測量士補 の 10問
第4問
図は、国土地理院発行の電子地形図 25000 の一部(縮尺を変更、一部改変)である。この図内に示す老人ホームの経緯度は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。 ただし、表に示す数値は、図内の三角点のうち2点の経緯度及び標高を表す。
東経 130°29′55″ 北緯 33°25′05″
東経 130°29′57″ 北緯 33°25′16″
東経 130°30′03″ 北緯 33°25′03″
東経 130°30′17″ 北緯 33°24′47″
東経 130°31′10″ 北緯 33°25′17″
測量士補 の 10問
第5問
次の文は、同時調整におけるパスポイント及びタイポイントについて述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
パスポイントは、撮影コース方向の写真の接続を行うために用いられる。
パスポイントは、各写真の主点付近及び主点基線に直角な両方向の、計3箇所以上に配置する。
タイポイントは、隣接する撮影コース間の接続を行うために用いられる。
タイポイントは、撮影コース方向に直線上に等間隔で並ぶように配置する。
タイポイントは、パスポイントで兼ねて配置することができる。
測量士補 の 10問
第6問
次の文は、公共測量におけるトータルステーションを用いた基準点測量の工程別作業区分について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
作業計画の工程において、地形図上で新点の概略位置を決定し、平均計画図を作成する作業を行った。
選点の工程において、平均計画図に基づき、現地において既知点の現況を調査するとともに、新点の位置を選定し、選点図及び観測図を作成した。
測量標の設置の工程において、新点の位置に永久標識を設置し、測量標設置位置通知書を作成した。
観測の工程において、平均図などに基づき関係する点間の水平角、鉛直角、距離などの観測を行った。
計算の工程において、点検計算で許容範囲を超過した路線の再測を行った。
測量士補 の 10問
第7問
画面距離 7 ㎝ 、撮像面での素子寸法 6μm のデジタル航空カメラを用いた、数値空中写真の撮影計画を作成した。このときの撮影基準面での地上画素寸法を 18 ㎝ とした場合、撮影高度は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。ただし、撮影基準面の標高は 0m とする。
1,500 m
1,700 m
1,900 m
2,100 m
2,300 m
測量士補 の 10問
第8問
平面直角座標系上において、点 P は、点 A から方向角が 230°00′00″、平面距離が 1,000.00mの位置にある。点 A の座標値を、X=-100.00m、Y=-500.00mとする場合、点 P の座標値は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。なお、関数の数値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
X=-1,266.04 m Y= -742.79 m
X= -866.04 m Y=-1,142.79 m
X= -742.79 m Y=-1,266.04 m
X= -666.04 m Y= -142.79 m
X= -642.79 m Y= -766.04 m
測量士補 の 10問
第9問
図は、国土地理院発行の電子地形図 25000(縮尺を変更、一部改変)の一部である。この図内に示す消防署の経緯度は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。 ただし、表に示す数値は、図内に示す三角点の経緯度及び標高を表す。
東経 140°06′03″ 北緯 36°05′30″
東経 140°06′07″ 北緯 36°05′26″
東経 140°06′24″ 北緯 36°05′32″
東経 140°06′28″ 北緯 36°05′35″
東経 140°06′55″ 北緯 36°05′34″
測量士補 の 10問
第10問
水準点AからBまでの間に固定点(1)、(2)、(3)を設置して往復の水準測量を実施し、表 11 の結果を得た。往復観測値の較差の許容範囲を 2.5 ㎜√S (Sは観測距離、㎞単位)とするとき、最も適切な処置はどれか。次の中から選べ。 ただし、往方向の観測は、水準点AからBとし、復方向の観測は、水準点BからAとする。 なお、関数の数値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。【画像21】
①の路線を再測する。
②の路線を再測する。
③の路線を再測する。
④の路線を再測する。
再測は行わない。