測量士補 の 10問
第1問
表は、基準点成果等閲覧サービスで閲覧できる基準点成果情報の抜粋である。 【ア】及び【イ】に入るべき符号と、【ウ】に入るべき縮尺係数の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。ただし、平面直角座標系の5系における座標原点は、つぎのとおりである。
【ア】- 【イ】+ 【ウ】0.999913
【ア】- 【イ】+ 【ウ】1.000013
【ア】+ 【イ】- 【ウ】0.999913
【ア】+ 【イ】- 【ウ】1.000013
【ア】+ 【イ】+ 【ウ】1.000013
測量士補 の 10問
第2問
GNSS 測量機を用いた基準点測量を行い、基線解析により基準点Aから基準点B、基準点Aから基準点Cまでの基線ベクトルを得た。表は、地心直交座標系におけるX軸、Y軸、Z軸方向について、それぞれの基線ベクトル成分(⊿X、⊿Y、⊿Z)を示したものである。基準点Bから基準点Cまでの斜距離は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。なお、関数の数値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
574.456 m
748.331 m
806.226 m
877.496 m
1,374.773 m
測量士補 の 10問
第3問
次の文は、公共測量における地形測量のうち、現地測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
現地測量は、4級基準点、簡易水準点又はこれと何等以上の精度を有する基準点に基づいて実施するものとする。
現地測量により作成する数値地形図データの地図情報レベルは、原則として 1000 以下とし 250、500 及び 1000 を標準とする。
細部測量において、現地でデータ取得だけを行い、その後取り込んだデータコレクタ内のデータを図形編集装置に入力し、図形処理を行う方式をオフライン方式という。
数値編集における編集済データの論理的矛盾の点検は、目視点検により行い、点検プログラムは使用してはならない。
補備測量では、編集作業で生じた疑問事項及び重要な表現事項、編集困難な事項、現地調査以降に生じた変化に関する事項、境界及び注記、地物の表現の誤り及び脱落を現地において確認及び補備する。
測量士補 の 10問
第4問
次の文は、地球の形状と地球上の位置について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
ジオイド面は、重力の方向と直交しており、地球の形に近似した回転楕円体に対して凹凸がある。
地球上の位置を経緯度で表すための基準として、地球の形に近似した回転楕円体が用いられる。
世界測地系である地心直交座標系の座標値から、経緯度を計算することができる。
ジオイド高は、測量の基準とする回転楕円体面から地表までの高さである。
楕円体高と標高から、ジオイド高を計算することができる。
測量士補 の 10問
第5問
公共測量における1級基準点測量において、トータルステーションを用いて鉛直角を観測し、表の結果を得た。点A、Bの高低角及び高度定数の較差の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
【高低角(点A)】-26°40′34″
【高低角(点B)】-49°24′47″
【高度定数の較差】2″
【高低角(点A)】+26°40′25″
【高低角(点B)】-49°24′47″
【高度定数の較差】2″
【高低角(点A)】+26°40′31″
【高低角(点B)】-49°24′49″
【高度定数の較差】4″
【高低角(点A)】+26°40′34″
【高低角(点B)】+49°24′47″
【高度定数の較差】4″
【高低角(点A)】+26°40′31″
【高低角(点B)】+49°24′50″
【高度定数の較差】0″
測量士補 の 10問
第6問
次の文は、地球の形状及び位置の基準について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
地球上の位置を、緯度、経度で表すための基準として、地球の形状と大きさに近似した回転楕円体が用いられている。
地心直交座標系の座標値から、当該座標の地点における緯度、経度及び楕円体高が計算できる。
ジオイドは、重力の方向と直交しており、地球の形状と大きさに近似した回転楕円体に対して凹凸がある。
ジオイド高は、楕円体高と標高を用いて計算する事ができる。
ジオイド高は、平均海面を延長したジオイドから地表面までの高さである。
測量士補 の 10問
第7問
GIS は、地理空間情報を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする情報システムである。次の文は、様々な地理空間情報を GIS で処理することによってできることについて述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
ネットワーク化された道路中心線データを利用し、火災現場の住所を入力することにより、消防署から火災現場までの最短ルートを表示し、到達時間を計算するシステムを構築する。
交通施設、観光施設や公共施設などの情報と地図データを組み合わせることにより、施設の名称や住所により指定した場所の周辺案内ができるシステムを構築する。
避難所、道路、河川や標高などのデータを重ね合わせることで、洪水の際に、より安全な避難経路を検討するシステムを構築する。
デジタル航空カメラで撮影された画像から市町村の行政界を抽出し、市町村合併の変遷を視覚化するシステムを構築する。
地中に埋設されている下水管の位置、経路、埋設年、種類、口径などのデータを基盤地図情報に重ね合わせて、下水道を管理するシステムを構築する。
測量士補 の 10問
第8問
表は、ある河川の横断測量を行った結果の一部である。図は横断面図で、この横断面における左岸及び右岸の距離標の標高は 20.7mである。また、各測点間の勾配は一定である。この横断面の河床部における平均河床高の標高を m単位で小数第1位まで求めたい。最も近いものを次のページの中から選べ。なお、河床部とは、左岸堤防表法尻から右岸堤防表法尻までの区間とする。
14.3 m
14.5 m
14.9 m
15.4 m
15.8 m
測量士補 の 10問
第9問
次の【 a 】~【 e 】の文は、測量法(昭和 24 年法律第 188 号)に規定された事項について述べたものである。 【 ア 】 ~ 【 オ 】に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
【a】この法律は、国若しくは公共団体が費用の全部若しくは一部を負担し、若しくは補助して実施する土地の測量又はこれらの測量の結果を利用する土地の測量について、その実施の基準及び実施に必要な機能を定め、測量の重複を除き、並びに測量の【 ア 】を確保するとともに、測量業を営む者の登録の実施、業務の規制等により、測量業の適正な運営とその健全な発達を図り、もって各種測量の調整及び測量制度の改善発達に資することを目的とする。
【b】この法律において「【 イ 】」とは、第五条に規定する公共測量及び第六条に規定する基本測量及び公共測量以外の測量を計画する者をいう。
【c】何人も、【 ウ 】の承諾を得ないで、基本測量の測量標を移転し、汚損し、その他その効用を害する行為をしてはならない。
【d】公共測量は、基本測量又は公共測量の【 エ 】に基づいて実施しなければならない。
【e】技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、第四十九条の規定に従い登録された【 オ 】でなければならない。
【ア】技術者 【イ】測量計画機関 【ウ】国土地理院の長
【エ】測量記録 【オ】測量士又は測量士補
【ア】正確さ 【イ】測量計画機関 【ウ】国土交通大臣
【エ】測量記録 【オ】測量業者
【ア】正確さ 【イ】測量作業機関 【ウ】国土交通大臣
【エ】測量成果 【オ】測量業者
【ア】正確さ 【イ】測量計画機関 【ウ】国土地理院の長
【エ】測量成果 【オ】測量士又は測量士補
【ア】技術者 【イ】測量作業機関 【ウ】国土交通大臣
【エ】測量成果 【オ】測量業者
測量士補 の 10問
第10問
図のように、既知点Bにおいて、既知点Aを基準方向として新点C方向の水平角を測定しようとしたところ、既知点Bから既知点Aへの視通が確保できなかったため、既知点Aに偏心点Pを設けて、水平角T'、偏心距離e及び偏心角φの観測を行い、表6の結果を得た。既知点A方向と新点C方向の間の水平角Tは幾らか。最も近いものを次の中から選べ。ただし、既知点A、B間の距離Sは、2,000mであり、S及び偏心距離eは基準面上の距離に補正されているものとする。また、角度1ラジアンは、2"×105とする。なお、数の数値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
45°24′00″
45°27′00″
45°30′00″
45°33′00″
45°36′00″