測量士補 の 5問
第1問
次の文は、地球の形状と地球上の位置について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
ジオイド面は、重力の方向と直交しており、地球の形に近似した回転楕円体に対して凹凸がある。
地球上の位置を経緯度で表すための基準として、地球の形に近似した回転楕円体が用いられる。
世界測地系である地心直交座標系の座標値から、経緯度を計算することができる。
ジオイド高は、測量の基準とする回転楕円体面から地表までの高さである。
楕円体高と標高から、ジオイド高を計算することができる。
測量士補 の 5問
第2問
次の文は、公共測量における路線測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
線形図データファイルは、計算等により求めた主要点及び中心点の座標値を用いて作成する。
線形地形図データファイルは、地形図データに主要点及び中心点の座標値を用いて作成する。
縦断面図データファイルを図紙に出力する場合は、縦断面図の距離を表す横の縮尺は線形地形図の縮尺と同一のものを標準とする。
横断面図データファイルを図紙に出力する場合は、横断面図の縮尺は縦断面図の横の縮尺と同一のものを標準とする。
詳細平面図データの地図情報レベルは 250 を標準とする。
測量士補 の 5問
第3問
画面距離 12 ㎝ 、撮像面での素子寸法 12μm のデジタル航空カメラを用いて、海面からの撮影高度 2,500m で鉛直空中写真の撮影を行ったところ、一枚の数値空中写真の主点付近に画面の短辺と平行に橋が写っていた。この橋は標高 100m の地点に水平に架けられており、画面上で長さを計測したところ 1,250 画素であった。この橋の実長は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
300 m
313 m
325 m
338 m
350 m
測量士補 の 5問
第4問
次の文は、地図の投影について述べたものである。 【 ア 】 ~ 【 オ 】に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
地図の投影とは、地球の表面を【 ア 】に描くために考えられたものである。曲面にあるものを ア に表現するという性質上、地図の投影には【 イ 】を描く場合を除いて、必ず【 ウ 】を生じる。【 ウ 】の要素や大きさは投影法によって異なるため、地図の用途や描く地域、縮尺に応じた最適な投影法を選択する必要がある。例えば、正距方位図法では、地図上の各点において【 エ 】の1点からの距離と方位を同時に正しく描くことができ、メルカトル図法では、両極を除いた任意の地点における【 オ 】を正しく描くことができる。
【ア】球面 【イ】極めて広い範囲
【ウ】ひずみ 【エ】任意 【オ】距離
【ア】球面 【イ】ごく狭い範囲
【ウ】転位 【エ】特定 【オ】距離
【ア】平面 【イ】極めて広い範囲
【ウ】ひずみ 【エ】任意 【オ】角度
【ア】平面 【イ】ごく狭い範囲
【ウ】転位 【エ】特定 【オ】角度
【ア】平面 【イ】ごく狭い範囲
【ウ】ひずみ 【エ】特定 【オ】角度
測量士補 の 5問
第5問
地理情報システム(以下「GIS」という。)は、地理空間情報を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする情報システムである。次の文は、様々な地理空間情報を GIS で処理することによってできること及び GIS で扱う数値データの特徴について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
過去の市町村の行政界データを重ね合わせて、市町村合併の変遷を視覚化するシステムを構築する。
コンビニエンスストアの位置情報と、詳細な人口分布データ等を利用し、任意の地点から指定した距離を半径とする円内に出店されているコンビニエンスストアの数や居住人口を計算することで、新たなコンビニエンスストアの出店計画を支援する。
ネットワーク解析による最短経路検索には、一般にベクタデータよりラスタデータの方が適している。
スキャナで読み込んだ紙地図の画像データに含まれる等高線をラスタ・ベクタ変換して、等高線のベクタデータを作成する。
ベクタデータは、点、線、面を表現でき、いずれの場合も属性を付加することができる。