測量士補 の 5問
第1問
表は、ある河川の横断測量を行った結果の一部である。図は横断面図で、この横断面における左岸及び右岸の距離標の標高は 20.7mである。また、各測点間の勾配は一定である。この横断面の河床部における平均河床高の標高を m単位で小数第1位まで求めたい。最も近いものを次のページの中から選べ。なお、河床部とは、左岸堤防表法尻から右岸堤防表法尻までの区間とする。
14.3 m
14.5 m
14.9 m
15.4 m
15.8 m
測量士補 の 5問
第2問
次の文は、公共測量における数値地形図データを作成する際に使用するデジタル航空カメラについて述べたものである。正しいものはどれか。次の中から選べ。
デジタル航空カメラで撮影した画像は、画質の点検を行う必要はない。
GNSS/IMU 装置を使った撮影では、必ず鉛直空中写真となる。
デジタル航空カメラで撮影した画像は、正射投影画像である。
デジタル航空カメラは、雲を透過して撮影できる。
デジタル航空カメラで撮影した画像は、空中写真用スキャナを使う必要はない。
測量士補 の 5問
第3問
図のように、既知点Bにおいて、既知点Aを基準方向として新点C方向の水平角を測定しようとしたところ、既知点Bから既知点Aへの視通が確保できなかったため、既知点Aに偏心点Pを設けて、水平角T'、偏心距離e及び偏心角φの観測を行い、表6の結果を得た。既知点A方向と新点C方向の間の水平角Tは幾らか。最も近いものを次の中から選べ。ただし、既知点A、B間の距離Sは、2,000mであり、S及び偏心距離eは基準面上の距離に補正されているものとする。また、角度1ラジアンは、2"×105とする。なお、数の数値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
45°24′00″
45°27′00″
45°30′00″
45°33′00″
45°36′00″
測量士補 の 5問
第4問
次の【 a 】~【 e 】の文は、公共測量における作業について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。
【a】A市の基準点測量において、GNSS 測量でA市のある学校に新点を設置することになったが、生徒が校庭を安全に使用できるように、新点を校舎の屋上に設置した。
【b】B市の基準点測量において、作業の効率化のため、山頂に設置されている既知点の現況調査を観測時に行った。
【c】C町が実施する水準測量において、すべて町道上での作業となることから、道路使用許可申請を行わず作業を実施した。
【d】D市が実施する空中写真測量において、対空標識設置のため樹木の伐採が必要となったので、あらかじめ、その土地の所有者又は占有者に承諾を得て、当該樹木を伐採した。
【e】E町の空中写真測量における数値地形図データ作成の現地調査において、調査した事項の整理及び点検を現地調査期間中に行った。
【a】,【b】
【a】,【d】
【b】,【c】
【c】,【e】
【d】,【e】
測量士補 の 5問
第5問
次の文は、公共測量における河川測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
河心線の接線に対して直角方向の両岸の堤防法肩又は法面に距離標を設置した。
定期縦断測量において、平地においては3級水準測量を行い、山地においては4級水準測量を行った。
定期横断測量において、水際杭を境として陸部は横断測量、水部は深浅測量を行った。
水位標から離れた堤防上の地盤の安定した場所に水準墓標を設置した。
深浅測量において、測深位置(船位)をトータルステーションを用いて測定した。