測量士補 の 5問
第1問
画面距離 12 ㎝ 、撮像面での素子寸法 12μm 、画面の大きさ 14,000 画素 × 7,500 画素のデジタル航空カメラを用いて、海面からの撮影高度 3,000m で鉛直空中写真の撮影を行った。撮影基準面の標高を 0m とすると、撮影基準面での地上画素寸法は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
30 ㎝
36 ㎝
42 ㎝
50 ㎝
56 ㎝
測量士補 の 5問
第2問
次の文は、公共測量における基準点測量について述べたものである。 【 ア 】 ~ 【 エ 】に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
選点とは、平均計画図に基づき、現地において既知点の現況を調査するとともに、新点の位置を選定し、【 ア 】を作成する作業をいう。新点の位置には、原則として永久標識を設置する。また、永久標識には、必要に応じ【 イ 】などを記録したICタグを取り付けることができる。トータルステーション(以下「TS」という。)を用いる観測では、水平角観測、鉛直角観測及び距離測定は、1視準で同時に行うことを原則とする。また、距離測定は、1視準【 ウ 】を1セットとする。TS を用いた観測における点検計算は、観測終了後に行うものとする。また、選定されたすべての点検路線について、水平位置及び標高の【 エ 】を計算し、観測値の良否を判定するものとする。
【ア】選点図及び平均図【イ】固有番号
【ウ】1読定【エ】観測差
【ア】観測図及び平均図【イ】衛星情報
【ウ】2読定【エ】閉合差
【ア】選点図及び平均図【イ】衛星情報
【ウ】1読定【エ】閉合差
【ア】観測図及び平均図【イ】衛星情報
【ウ】2読定【エ】観測差
【ア】選点図及び平均図【イ】固有番号
【ウ】2読定【エ】閉合差
測量士補 の 5問
第3問
ある三角形の土地の面積を算出するため、公共測量で設置された4級基準点から、トータルステーションを使用して測量を実施した。表は、4級基準点から三角形の頂点にあたる地点A、B、Cを測定した結果を示している。この土地の面積に最も近いものはどれか。次の中から選べ。なお、関数の数値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
173 ㎡
195 ㎡
213 ㎡
240 ㎡
266 ㎡
測量士補 の 5問
第4問
水準点AからBまでの間に固定点(1)、(2)、(3)を設置して往復の水準測量を実施し、表 11 の結果を得た。往復観測値の較差の許容範囲を 2.5 ㎜√S (Sは観測距離、㎞単位)とするとき、最も適切な処置はどれか。次の中から選べ。 ただし、往方向の観測は、水準点AからBとし、復方向の観測は、水準点BからAとする。 なお、関数の数値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。【画像21】
①の路線を再測する。
②の路線を再測する。
③の路線を再測する。
④の路線を再測する。
再測は行わない。
測量士補 の 5問
第5問
GIS は、地理空間情報を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする情報システムである。次の文は、様々な地理空間情報を GIS で処理することによってできることについて述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
ネットワーク化された道路中心線データを利用し、火災現場の住所を入力することにより、消防署から火災現場までの最短ルートを表示し、到達時間を計算するシステムを構築する。
交通施設、観光施設や公共施設などの情報と地図データを組み合わせることにより、施設の名称や住所により指定した場所の周辺案内ができるシステムを構築する。
避難所、道路、河川や標高などのデータを重ね合わせることで、洪水の際に、より安全な避難経路を検討するシステムを構築する。
デジタル航空カメラで撮影された画像から市町村の行政界を抽出し、市町村合併の変遷を視覚化するシステムを構築する。
地中に埋設されている下水管の位置、経路、埋設年、種類、口径などのデータを基盤地図情報に重ね合わせて、下水道を管理するシステムを構築する。