システムアーキテクト試験(SA) の 10門
第1問
IT投資効果の評価に用いられる手法のうち,ROIによるものはどれか。
一定期間のキャッシュフローを,時間的変化に割引率を設定して現在価値に換算した上で,キャッシュフローの合計値を求め,その大小で評価する。
キャッシュフロー上で初年度の投資によるキャッシュアウトフローが何年後に回収できるかによって評価する。
金銭価値の時間的変化を考慮して,現在価値に換算されたキャッシュフローの一定期間の合計値がゼロとなるような割引率を求め,その大小で評価する。
投資額を分母に,投資による収益を分子とした比率を算出し,投資に値するかどうかを評価する。
システムアーキテクト試験(SA) の 10門
第2問
BABOKの説明はどれか。
ソフトウェア品質の基本概念,ソフトウェア品質マネジメント,ソフトウェア品質技術の三つのカテゴリから成る知識体系
ソフトウェア要求,ソフトウェア設計,ソフトウェア構築,ソフトウェアテスティング,ソフトウェア保守など10の知識エリアから成る知識体系
ビジネスアナリシスの計画とモニタリング,引き出し,要求アナリシス,基礎コンピテンシなど七つの知識エリアから成る知識体系
プロジェクトマネジメントに関するスコープ,タイム,コスト,品質,人的資源,コミュニケーション,リスクなど九つの知識エリアから成る知識体系
システムアーキテクト試験(SA) の 10門
第3問
ソフトウェアの使用性を評価する指標の目標設定の例として、適切なものはどれか。
ソフトウェアに障害が発生してから1時間以内に、利用者が使用できること
利用者が使用したい機能の改善を、1週間以内に実装できること
利用者が使用したい機能を、100%提供できていること
利用者が使用したいソフトウェアの使用方法を、1時間以内に習得できること
システムアーキテクト試験(SA) の 10門
第4問
業務のあるべき姿を表す論理モデルを説明したものはどれか。
企業における主要機能を明確にして、現状の業務機能を分析し、体系化したもの
経営目標の達成に必要な業務機能を定義し、体系化したもの
現状の業務機能と情報システムでの処理を分析し、相互の関係を明確化したもの
本来あるべき業務機能と現状を比較して、その差異を分析し、評価したもの
システムアーキテクト試験(SA) の 10門
第5問
E-R図の解釈として、適切なものはどれか。ここで、*??? *?は多対多の関連を表し、自己参照は除くものとする。
ある組織の親組織の数が、子組織の数より多い可能性がある。
全ての組織は必ず子組織を持つ。
組織は2段階の階層構造である。
組織はネットワーク構造になっていない。
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第6問
TCP/IPの環境で使用されるプロトコルのうち,構成機器や障害時の情報収集を行うために使用されるネットワーク管理プロトコルはどれか。
NNTP
NTP
SMTP
SNMP
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第7問
ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち,最も適切なものはどれか。
稼働中のシステムから実データを無作為に抽出し,テストデータを作成する。
機能仕様から同値クラスや限界値を識別し,テストデータを作成する。
業務で発生するデータの発生頻度を分析し,テストデータを作成する。
プログラムの流れ図から,分岐条件に基づいたテストデータを作成する。
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第8問
開発ライフサイクルモデルとして、ウォータフォールモデル、進化的モデル、スパイラルモデルの三つを考える。ソフトウェア保守は、どのモデルを採用したときに必要か。
ウォータフォールモデルだけ
ウォータフォールモデルと進化的モデルだけ
ウォータフォールモデルとスパイラルモデルだけ
ウォータフォールモデル、進化的モデル、スパイラルモデルの全て
システムアーキテクト試験(SA) の 10門
第9問
システムの信頼性指標に関する記述のうち,適切なものはどれか。
MTBFとMTTRは,稼働率が0.5のときに等しくなる。
MTBFは,システムが故障してから復旧するまでの平均時間を示す。
MTTRは,MTBFに稼働率を掛けると求めることができる。
MTTRは,システムに発生する故障と故障の間隔の平均時間を示す。
システムアーキテクト試験(SA) の 10門
第10問
内部設計書のデザインレビューを実施する目的として、最も適切なものはどれか。
外部設計書との一貫性の検証と要件定義の内容を満たしていることの確認
設計記述規約の遵守性の評価と設計記述に関する標準化の見直し
要件定義の内容に関する妥当性の評価と外部設計指針の見直し
論理データ設計で洗い出されたデータ項目の確認と物理データ構造の決定