1級造園施工管理技士 の 10門
第1問
造園工事における法令に基づく必要な手続きに関する記述のうち、誤っているものはどれか。
道路法により、道路に工事用の足場を設け、継続して道路を使用する場合には、原則として道路管理者の許可を受けなければならない。
自然公園法により、国定公園の普通地域において、土地の形状を変更する場合には、原則として都道府県知事に届け出なければならない。
道路交通法により、公園の樹木の剪定を隣接する道路を使用して作業を行う場合には、原則として警察署長に届け出なければならない。
騒音規制法により、指定地域内において、一定の建設作業を行う場合には、原則として市町村長に届け出なければならない。
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第2問
盛土に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
盛土の施工に際し、圧縮性が小さく吸水による膨潤性が低い盛土材料を用いた。
盛土の施工に際し、含水比が高くトラフィカビリティーの確保が困難なため、振動コンパクタを用いて締固めを行った。
盛土の施工に際し、毎日の作業の終わりに表面水がよく排水できるように勾配をつけ敷き均し、締固めを入念に行い降雨に備えた。
盛土の施工に際し、完成後の沈下を見込んで余盛りを行った。
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第3問
下表に示す「地山の種類」とその場合の掘削面の「高さ」と「勾配」について、手掘りによる明かり掘削が可能なものの正誤の組合せとして、「労働安全衛生規則」上、正しいものはどれか。ただし、地山は、発破等により崩壊しやすい状態になっている地山ではない。
【イ】正 ――【ロ】正
【イ】正 ――【ロ】誤
【イ】誤 ――【ロ】正
【イ】誤 ――【ロ】誤
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第4問
造園工事における労働安全衛生管理体制に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、適当なものはどれか。
常時20人の労働者が従事する事業場においては、衛生管理者を選任しなければならない。
常時30人の労働者が従事する事業場においては、安全衛生推進者を選任しなければならない。
常時40人の労働者が従事する元請と下請が混在して作業が行われる建設業の事業場においては、下請事業者は統括安全衛生責任者を選任しなければならない。
常時50人の労働者が従事する事業場においては、総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
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第5問
植物の虫害に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
チャドクガの幼虫は、年2回発生し、若齢幼虫は葉を集団で食害し、成長すると分散して食害する。サザンカ、ツバキなどに被害を与える。
ゴマダラカミキリの幼虫は、初め樹皮下の形成層を食害し、成長すると地際の材部から根部を食害する。ポプラ、ヤナギなどに被害を与える。
チャバネアオカメムシの幼虫は、針状の口を刺して樹木の種子、球果などから吸汁加害する。スギ、ヒノキなどに被害を与える。
ヒメコガネの幼虫は、日中は土の中にいて夜間に葉や花を食害する。バラ、キクなどに被害を与える。
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第6問
「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」に関する記述のうち、適当なものはどれか。
「根巻」とは、樹木等の移植に際し、掘り上げられる根系を含んだ土のまとまりをいう。
「根元周」とは、幹の根元部分の周長をいい、ウメなどのように樹木の根元付近から幹が分岐しやすいものなど、幹周の測定が難しい場合に用いられる。
「仕立物」とは、樹木の自然な生育にまかせ、その樹木が本来持っている自然樹形となるよう育成したものをいう。
?「株立(物)」とは、樹木の幹が根元近くから分岐してそう状を呈したものをいい、数本の苗木の根元を寄せ合わせて、根系が十分に一体化した寄せ株育成物は含まない。
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第7問
遊具に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
すべり台を設置する際、着地部から減速部の終端上端部までの高さを40 cm とした。
雲梯を設置する際、懸垂はしご部の設置面から握り棒までの落下高さを2.0 m とした。
シーソーを設置する際、腕部を水平にした状態での座面の高さを設置面から75 cm とした。
一方向ぶらんこを設置する際、揺動部の着座部座面の上端から回転軸までの高さを1.8m とした。
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第8問
給水工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
給水管の布設工事の1日の工事が終了した後、汚水等が流入しないよう、管端にプラグ等で栓をした。
鳥居配管の形状となる箇所に、通水障害となる管内の空気だまりを生じさせないよう、空気弁を設置した。
配水管から給水管を取り出す際、配水管の管体強度を減少させないよう、他の給水管の取付け位置から20 cm 離して取り付けた。
給水管の漏水によるサンドブラスト現象などによって他の埋設管に損傷を与えないよう、給水管を他の埋設管より40 cm 離して布設した。
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第9問
石材の基本的性質に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
凝灰岩は、炭酸カルシウムを主成分とする堆積岩であり、加工しやすいが、耐火性は小さい。
花崗岩は、火成岩のうち深成岩に属し、石質は硬質だが、耐火性は小さい。
結晶片岩は、明りょうな片状節理を有する変成岩であり、石質は緻密だが、剥げやすい。
安山岩は、火成岩のうち火山岩に属し、耐久性、耐火性は大きいが、光沢は出にくい。
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第10問
曲線式工程表に関する次の記述の正誤の組合せとして、適当なものはどれか。
【イ】一般に、毎日の出来高は、工事の初期から中期に向かって増加し、中期から終期に向かって減少するため、出来高累計曲線は変曲点を持つS型の曲線となる。
【ロ】実施工程曲線が終期にきても上方が凹形となることがあるが、これは工程の最後の方で突貫工事を続けたことを意味する。
【ハ】出来高累計曲線は、作業の進行度合いが判ることから、適切に工程管理ができ、必要な日数や工期に影響する作業が明確になる。
【イ】正 ――【ロ】正 ――【ハ】誤
【イ】正 ――【ロ】誤 ――【ハ】誤
【イ】誤 ――【ロ】誤 ――【ハ】正
【イ】誤 ――【ロ】正 ――【ハ】正