1級造園施工管理技士 の 10門
第1問
次の条件で床掘りを行う場合のバックホウの1日当たり掘削量(地山土量)として、正しいものはどれか。
ただし、人員、機械等は現場に用意されており、準備及び跡片付け等の時間は考慮しないものとする。なお、計算結果に小数点以下の端数が出る場合は、小数第1位を四捨五入することとする。
〔条件〕
・バックホウの台数:1台
・バケット容量(ほぐし土量) :0.5 m3
・バックホウのサイクルタイム:60 秒
・バックホウの作業効率:0.8
・バックホウの1日平均作業時間:6時間
・土量変化率(L) :1.2
120 m3
173 m3
188 m3
270 m3
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第2問
建設業における労働安全衛生管理に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、適当でないものはどれか。
事業者が、新たに職務につくこととなった職長に対して安全衛生教育を行う場合、その実施に要する時間は、労働時間とみなさなければならない。
事業者は、同一の場所で行われる一の作業に係る作業主任者を二人以上選任してはならない。
事業者は、作業主任者を選任したときは、当該作業主任者の氏名及びその者に行わせる事項を作業場の見やすい箇所に掲示する等により労働者に周知させなければならない。
事業者は、雇い入れている労働者の作業内容を変更したときには、新たな業務に関する安全又は衛生のために必要な事項についての教育を行わなければならない。
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第3問
造園樹木の移植に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
移植不適期に落葉樹を移植する場合は、鉢に土を付けて掘り回し、土を落とさないよう「根巻き」を行うのがよい。
根鉢の種類は、根系の状態により異なり、浅根性の場合は皿鉢、深根性の場合は貝尻、中庸のものは並鉢とするのが普通である。
植え穴の大きさは、直径は根鉢の約1.5倍程度、深さは根鉢よりやや深めに掘り、客土とのなじみをよくするため、底面や側面は特に滑らかに仕上げなくてもよい。
土極めで埋め戻した場合は、水鉢は切らないが、水極めで埋め戻した場合は、水鉢を切り、活着後でもできるだけ長く残しておくのがよい。
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第4問
「労働基準法」に関する記述のうち、正しいものはどれか。
使用者は、労働者の責に帰すべき事由に基づいて、労働者を解雇する場合においては、少なくとも30 日前にその予告をしなければならない。
使用者は、労働者の退職の場合において、権利者である労働者の請求があった場合においては、30 日以内に賃金を支払わなければならない。
使用者は、労働者が、退職の場合において、使用期間、業務の種類、退職の事由等について証明書を請求した場合においては、30日以内にこれを交付しなければならない。
使用者は、労働者が業務上負傷し、療養のために休業する期間及びその後30日間は、原則として解雇してはならない。
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第5問
コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
コンクリートのワーカビリティーは、骨材の粒度・粒形、コンクリートの配合や温度、練混ぜ方法などによって変化する。
骨材のうち、細骨材は、10mm網ふるいを全部通り、5mm網ふるいを質量で85%以上通る骨材をいう。
コンクリートの曲げ強度は圧縮強度に比べて小さく、その値は圧縮強度の1/5~1/8程度である。
一般に、同じ水セメント比のコンクリートであれば、粗骨材に川砂利を用いた場合には砕石を用いた場合よりもコンシステンシーは増大する。
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第6問
高齢者、障害者の利用に配慮した公園施設の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
傾斜路に、高齢者等の利用に配慮して、上段85 cm、下段65 cm の2段手すりを両側に設けた。
水飲場に、車いす使用者が容易に接近できるよう、使用方向150 cm、幅150 cmの水平部分を設けた。
全駐車台数が200 台の駐車場に、車いす使用者用駐車施設を2台分設け、その後部には有効幅員90 cm の通路を設けた。
傾斜路に、車いす使用者が円滑に利用できるよう、高さ75 cmごとに長さ150 cmの水平部分を設けた。
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第7問
下図に示す木造建築物の軸組及び和小屋組の【A】~【C】の部材の名称の組合せとして、適当なものはどれか。
【A】胴差し ――【B】小屋梁 ――【C】垂木
【A】胴貫 ――【B】小屋梁 ――【C】母屋
【A】胴差し ――【B】小屋束 ――【C】母屋
【A】胴貫 ――【B】小屋束 ――【C】垂木
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第8問
芝生に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ビロードシバは、暖地型芝草で小型で密に生育するため、小庭園などに使われるほか、鉢植えにして観賞に用いられる。
改良バーミューダグラス(ティフトン)は、暖地型芝草で踏圧に強く生長や回復が早いため、運動場や校庭などに用いられる。
ケンタッキーブルーグラスは、寒地型芝草で耐寒性があり踏圧に強く回復も早いため、冷涼地のゴルフ場のフェアウェイや運動場などに用いられる。
クリーピングベントグラスは、寒地型芝草で広葉で粗剛であり暖地や不良地でも生育するため、法面の土壌浸食防止などに用いられる。
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第9問
品質管理に関する記述のうち、適当なものはどれか。
管理しようする品質特性は、最終品質(設計品質)に影響を及ぼすと考えられるもののうち、できるだけ工程の初期に測定できるもの、また、すぐに結果が得られるものがよい。
デジタル写真により品質管理を行う場合、写真が暗く撮影対象が見にくい時は、撮影対象が見やすいよう、必要に応じて全体の明るさの補正等の編集を行う。
品質管理を進めるには、まず各データによって製品がゆとりをもって規格を満足しているかどうかを管理図により確かめた後、同じデータによりヒストグラムを作り、最近のデータの安定状態を調べて工程が安定しているかを確認する。
?品質検査における検査ロットの決め方は、一体の構造物であれば、施工期間・時期が異なる場合でも同一のロットとして取り扱う。
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第10問
作庭された時代が、古いものから順に並んでいる日本庭園の組合せとして、適当なものはどれか。
浄瑠璃寺庭園 → 大徳寺大仙院庭園 → 無鄰庵庭園
桂離宮庭園 → 浄瑠璃寺庭園 → 大徳寺大仙院庭園
平等院庭園 → 無鄰庵庭園 → 龍安寺方丈庭園
龍安寺方丈庭園 → 平等院庭園 → 桂離宮庭園