1級造園施工管理技士 の 10門
第1問
建設副産物の適正処理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
元請業者は、運搬や処分を外部に委託する場合、マニフェストを交付して、建設廃棄物の追跡管理を的確に行わなければならない。
元請業者は、再生資源利用計画及びその実施状況の記録を、工事完成後1年間保存しなければならない。
建設発生土は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に定める産業廃棄物に該当するので、同法に基づく許可業者に処分を委託することができる。
建設発生木材は、原則チップ化等により再資源化しなければならないが、運搬に要する費用等の経済性の制約が大きい場合は、縮減(焼却)を行うことができる。
1級造園施工管理技士 の 10門
第2問
造園樹木の支柱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
公園の外周に沿って列植する樹高2.0 m、枝張0.5 m のイヌマキに、竹布掛支柱を用いた。
公園の子供広場の外周に植栽する樹高5.0 m、幹周0.50 m のヤマモモに、二脚鳥居型(添え木付)支柱を用いた。
公園の園路に沿って列植する樹高3.5 m、幹周0.15 m のユリノキに、竹3本の八ツ掛支柱を用いた。
公園の入口広場に植栽する樹高7.0 m、幹周0.60 m のケヤキに、十字鳥居型支柱を用いた。
1級造園施工管理技士 の 10門
第3問
次に示す測定結果から求められる統計量(A)、(B)の組合せとして、正しいものはどれか。
統計量(A):Me(メディアン)
統計量(B):Mo(モード)
【A】103 ――【B】103
【A】103 ――【B】104
【A】102 ――【B】103
【A】102 ――【B】104
1級造園施工管理技士 の 10門
第4問
建設工事における契約に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
建設業者は、国及び地方公共団体から請け負った建設工事については、一括して他人に請け負わせてはならない。ただし、あらかじめ発注者の書面による承諾を得た場合は、この限りではない。
建設工事の注文者は、建設工事の請負契約を締結又は入札する以前に、請負代金の額を除く契約内容の重要な事項について、できる限り具体的に提示し、工事1件の予定価格が500万円以上5、000万円未満の工事については、原則として、10日以上の見積期間を設けなければならない。
特定建設業の許可を受けた者でなければ、その者が発注者から直接請け負った造園工事を施工するため、下請契約に係る下請代金の総額が3、000万円以上となる下請契約は締結できない。
特定建設業者が注文者となった下請契約における下請代金の支払期日は、原則として、建設工事の完成を確認した後で、下請負人(特定建設業者又は一定の資本金額以上の法人は除く。)から工事目的物の引渡しの申出の日から50日以内で、かつ、できる限り短い期間内で定めなければならない。
1級造園施工管理技士 の 10門
第5問
樹木の病害に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
もち病は、葉や花弁に濃淡のモザイク症状や壊疽斑が現れ、さらに、葉身のよじれや奇形葉等が生じる。
白紋羽病は、根や幹の地際部の表面に白色のカビがからみつき、地上部が急速にしおれて枯れる。
うどんこ病は、葉の表面が白色で粉状のカビで覆われ、葉の縮みやよじれといった奇形が生じる。
てんぐす病は、枝の一部が膨らんでこぶ状となり、その先から不定枝を放生して小枝が多数ほうき状に伸び、被害部がしだいに枯れる。
1級造園施工管理技士 の 10門
第6問
庭園で用いられるコケ類に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
コケ類で一般的に庭園に用いられるものは、オオスギゴケやヒノキゴケなどの蘚類である。
コケ類は一般に湿気を好むが、空気中の湿度を保つことが重要であり、植栽土壌は水はけの良い土が望ましい。
コケ類は肥沃な土壌を好むため、植付け時に元肥を施すことが望ましい。
コケ類は、疎林の樹下など半日陰の生育環境が望ましい。
1級造園施工管理技士 の 10門
第7問
レディーミクストコンクリート(JISA5308)の品質に関する記述のうち、適当なものはどれか。
スランプ試験におけるスランプは、水平かつ平滑な平板の上でコンクリートをスランプコーンに詰め、表面を上端に合わせて均した後、直ちにスランプコーンを静かに鉛直に引き上げたときのコンクリートの中央部の平板からの高さを測定した値を指す。
購入者が指定したスランプが8cmの場合、その許容差は、±1.5cmとされている。
スランプが規定の許容範囲を外れた場合には、新しく試料を採取して2回に限り再試験を行うことができる。
強度、スランプ及び空気量は、荷卸し地点で、指定された値が定められた許容差を満足しなければならない。
1級造園施工管理技士 の 10門
第8問
「公共工事標準請負契約約款」に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
発注者は、工事目的物の引き渡しの際に瑕疵があることを知ったときは、その旨を直ちに受注者に通知しなければ、当該瑕疵の修補又は損害賠償の請求をすることはできない。ただし、受注者がその瑕疵があることを知っていたときは、この限りではない。
工事材料の品質については、設計図書に定めるところによる。設計図書にその品質が明示されていない場合にあっては、中等の品質を有するものを使用する。
発注者は、工事用地その他設計図書において定められた工事の施工上必要な用地を受注者が工事の施工上必要とする日までに確保しなければならない。
監督員は、工事の施工部分が設計図書に適合しないと認められる相当の理由がある場合、施工部分を最小限度破壊して検査することができるが、検査及び復旧に直接要する費用は発注者の負担とする。
1級造園施工管理技士 の 10門
第9問
アスファルト舗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
寒冷期におけるアスファルト混合物の締固めに際しては、コールドジョイント部は締固め不足になりやすいため、直前に、過加熱に注意しながらガスバーナ等で、既設舗装部分を加熱しておくとよい。
アスファルト混合物の締固め作業は、継目転圧、初転圧、二次転圧及び仕上げ転圧の順序で行う。
アスファルト混合物の二次転圧の終了温度は、一般に70 ~90 ℃の範囲とする。
寒冷期におけるアスファルト混合物の締固めに際しては、ローラへの混合物の付着防止のため、軽油などは用いず、水を噴霧器で薄く塗布するとよい。
1級造園施工管理技士 の 10門
第10問
下図は、ある工事における予定工程曲線と実施工程曲線を示したものである。これに対応する毎日出来高について、予定工程と実施工程を図に表したものとして、適当なものはどれか。