1級造園施工管理技士 の 5門
第1問
「労働安全衛生法」に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
事業者は、高さが3m以上の箇所で作業を行う場合において、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、当該作業の実施について危険が予想されるときは、労働者に安全帯を使用させる等、労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
事業者は、3m以上の高所から物体を投下するときは、適当な投下設備を設け、監視人を置く等労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
事業者は、高さが2m以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行う場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。
事業者は、高さが2m以上の箇所で作業を行うときは、当該作業を安全に行うため必要な照度を保持しなければならない。
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第2問
造園樹木の剪定に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
切返し剪定は、樹冠を小さくする場合などに行い、枝の適正な分岐点において、長い方の枝を付け根から切り取る。
枝抜き剪定は、主として混みすぎた枝の中透かしのために行い、樹形、樹冠のバランスを考慮しつつ、枝を付け根から切り取る。
切詰め剪定は、主として樹冠の整正のために行い、樹冠の大きさが整う長さで、枝の定芽と定芽の中間点を、枝の外側から内側に向かって深く傾斜をつけて切り取る。
枝おろし剪定は、落葉樹の骨格づくりをする場合などに行い、大枝を枝の付け根のブランチカラーを残して切り取る。
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第3問
造園工事における法令に基づく必要な手続きに関する記述のうち、誤っているものはどれか。
「都市計画法」に基づく風致地区内において木竹の伐採をしようとする場合、原則として都道府県知事又は市町村長の許可を受けなければならない。
貝づか、古墳その他埋蔵文化財を包蔵する土地として周知されている土地を造園工事の目的で発掘しようとする場合、「文化財保護法」に基づき、原則として都道府県の教育委員会(いわゆる政令指定都市においては当該政令指定都市の教育委員会)に届け出なければならない。
「景観法」に基づく景観重要樹木の移植をしようとする場合、原則として景観行政団体の長の許可を受けなければならない。
「都市緑地法」に基づく特別緑地保全地区内において、建築物を新築しようとする場合、原則として都道府県知事へ届け出なければならない。
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第4問
樹木の病害に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
もち病は、葉や花弁に濃淡のモザイク症状や壊疽斑が現れ、さらに、葉身のよじれや奇形葉等が生じる。
白紋羽病は、根や幹の地際部の表面に白色のカビがからみつき、地上部が急速にしおれて枯れる。
うどんこ病は、葉の表面が白色で粉状のカビで覆われ、葉の縮みやよじれといった奇形が生じる。
てんぐす病は、枝の一部が膨らんでこぶ状となり、その先から不定枝を放生して小枝が多数ほうき状に伸び、被害部がしだいに枯れる。
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第5問
「工種」と「品質特性」及びその「試験方法」に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
土工において、盛土材料の自然含水比を測定するため、液性限界試験を行った。
コンクリート工において、骨材の粒度分布を測定するため、ふるい分け試験を行った。
路盤工において、路盤の支持力(地盤反力係数)を測定するため、平板載荷試験を行った。
アスファルト舗装工において、アスファルト混合物の配合を決定するため、マーシャル安定度試験を行った。