1級造園施工管理技士 の 5門
第1問
樹木の病害に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
もち病は、葉や花弁に濃淡のモザイク症状や壊疽斑が現れ、さらに、葉身のよじれや奇形葉等が生じる。
白紋羽病は、根や幹の地際部の表面に白色のカビがからみつき、地上部が急速にしおれて枯れる。
うどんこ病は、葉の表面が白色で粉状のカビで覆われ、葉の縮みやよじれといった奇形が生じる。
てんぐす病は、枝の一部が膨らんでこぶ状となり、その先から不定枝を放生して小枝が多数ほうき状に伸び、被害部がしだいに枯れる。
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第2問
土壌に関する記述のうち、最も適当なものはどれか。
pHは、土壌の化学性を特徴づける基本的な項目で、水素イオン濃度が高いほどpHは高くなり、一般に、植物の生育に適しているpHは、8.0 ~9.0 である。
土性は、土壌粒子中の粘土、シルト、砂礫の重量組成割合により区分するが、一般に、埴土は、壌土に比べ植物の生育に適している。
土壌水のうち、植物が吸収可能な有効水は、土壌中の毛管孔隙を上下している毛管水と、土壌粒子表面に吸着している吸湿水である。
土壌の透水性は、長谷川式簡易現場透水試験器で測定でき、一定時間後における水位の低下が安定したときの最終減水能が100 mm/hrより大きければ植栽基盤として「良好」と判定される。
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第3問
造園工事の高所作業における墜落防止措置について、次の【イ】、【ロ】の記述の【A】~【C】に当てはまる語句の組合せとして、「労働安全衛生規則」上、正しいものはどれか。
【イ】高さ3m の単管足場の作業床に、【 A 】及び【 B 】を設けた。
【ロ】高さ4m のわく組足場の作業床に、交さ筋かい及び【 C 】を設けた。
【A】高さ90cmの手すり ――【B】高さ35cmのさん ――【C】高さ25cmの幅木
【A】高さ80cmの手すり ――【B】高さ45cmのさん ――【C】高さ30cmの幅木
【A】高さ90cmの手すり ――【B】高さ20cmの幅木 ――【C】高さ45cmのさん
【A】高さ80cmの手すり ――【B】高さ30cmの幅木 ――【C】高さ35cmのさん
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第4問
造園工事における労働安全衛生管理体制に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、適当なものはどれか。
常時20人の労働者を使用する事業場においては、安全衛生推進者を選任しなければならない。
常時30人の労働者を使用する事業場においては、産業医を選任しなければならない。
常時40人の労働者を使用する事業場においては、安全管理者を選任しなければならない。
常時50人の労働者を使用する事業場においては、総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
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第5問
栽基盤の調査に関する次の【イ】、【ロ】の記述について正誤の組合せとして、適当なものはどれか。
【イ】長谷川式簡易現場透水試験器で、土壌の透水性を測定したところ、最終減水能が120 mm/h であったので、植栽基盤として良好と判定した。
【ロ】長谷川式土壌貫入計で、土壌の硬度を測定したところ、S値が2.0~3.0 cm/dropの範囲であったので、植栽基盤として良好と判定した。
【イ】正 ――【ロ】正
【イ】正 ――【ロ】誤
【イ】誤 ――【ロ】正
【イ】誤 ――【ロ】誤