型枠支保工の組立て等作業主任者は、労働安全衛生法に定められた国家資格のひとつであり、型枠支保工の組立て又は解体の作業を行う場合において労働災害を防止する、安全面などの監督・指導にあたる責任者です。
型枠支保工の組立て等作業主任者になるには、受講の条件を満たした上で講習を受け、終了時に修了試験を受けることで合格となります。(※終了試験は講習を普通に受けていれば落ちることはほぼありません。)
1:型枠支保工の組立て又は解体に関する作業に3年以上従事した経験を有する者
2:学校教育法による大学、高等専門学校又は高等学校において土木又は建築に関する学科を専攻して卒業した者で、その後2年以上型枠支保工の組立て又は解体に関する作業に従事した経験を有するもの
3:型枠支保工の組立て等作業主任者技能講習規程第1条に定める者
受講資格は上記のようになっています。
1:作業の方法に関する知識(7時間)
2:工事用設備・機械・器具・作業環境に関する知識(3時間)
3:作業者に対する教育等に関する知識(1時間半)
4:関係法令(1時間半)
5:修了試験(1時間)
受講科目は基本上記のようになっていますが、講習の内容については都道府県によって若干違ってくるので、気になる方は受講前に都道府県労働局、労働基準監督署、都道府県労働基準協会に問い合わせてみてください。(※以前に関連する技能講習等を受けている場合、講習が免除になる科目があります。)
受講料はテキスト代を込みで10,000円~15,000円前後となっています。